うつわとともに。祥見知生のブログです。

うつわ祥見KAMAKURA (小町)  オープンによせて 

このたび、鎌倉・小町に「時」と「おくりもの」をテーマにしたうつわのコンセプトショップ&ギャラリー「うつわ祥見 KAMAKURA」をオープンいたしました。鎌倉駅東口徒歩1分。賑わいのある小町通りから一歩中へ入り、喧騒を離れた隠れ家のような空間で、美しく…

うつわと一日

5月1日 新緑が美しい季節になりました。 今日の鎌倉は、午後に大気の状態が不安定になり 激しく雨が降りましたが、程なく上がり、爽やかな青空が戻りました。 先ほど、高知の友人から「季節の便りです」と 美しい新緑の写真が送られてきました。 空に向かっ…

春に・・・1

こんにちは。 西からやってきた雲が雨を降らせています。春の雨に濡れる鎌倉、少しだけゆっくりとした朝を迎えました。 早朝のテーブルには昨夜遅くに飲んだお茶のポットがそのままにありました。最近は森岡由利子さんから頂いた加賀棒茶がお気に入りです。…

ふと目が合えば 話しかけてくれる・・

こんにちは。 文章の出だしは、「もう気がつくと・・」というのが多いのです。 でも、いつも、これは本音のことばです。 つい先日おせちを食べて初詣に行ったと思っていたのに、 もう1月も半ばを過ぎて、月の終わりが間近に迫ってくるのを感じています。 ona…

今年もありがとうございました。

こんばんは。 あと数時間で、2016年も暮れていきます。 大晦日、いつものテーブルでこの文章を書いています。 今年もうつわ祥見の展覧会、常設展、WEBSHOPを ご覧いただき、誠にありがとうございました。 2016年も多くの器をお伝えすることができました。 心…

重ねて見せる、というリスペクト

東京ミッドタウン DEAN&DELUCAで開催中の「はたらく器、おいしい皿。2016」が大変好評です。 連日、多くの皆様にお出かけいただいています。 ありがとうございます。 なかには、作家ものの器を初めて求めました、という方もいらして、 とても嬉しく思ってい…

阿南維也 青文様展  

onariNEARで開催された阿南維也さんの初個展 青 文様展が終了いたしました。 この個展について、阿南さんの今回の作品がなぜ素晴らしいのかを最終日に連続ツィートいたしました。この場に、阿南さんとの会話を加筆して、記します。 昨年のことでしょうか。大…

『うつわを愛する』に寄せて 

河出書房新社から『うつわを愛する』がまもなく刊行されます。 春から取り組んできた仕事です。 このタイトルは実は数年前にも編集者の方に提案したのですが、その時には採用されなったことがあります。でも今回は他に候補を挙げることなく、すんなりと決ま…

目には見えずとも感じられる確かなもの。

国立新美術館SFTギャラリー「うつわ かたち」展(2016年6月29日〜9月5日) が終了いたしました。 お出かけいただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 最終日、美術館の閉館を知らせるアナウンスを聴き遂げて、会場を後にしました。6月…

あ、いいなあ。 

こんにちは。 皆様、お元気でしょうか。 お盆やすみにご実家を訪ね、久方ぶりの水入らずの時間を過ごされている方も多いことでしょう。 それにしても、家族というものは、移り変わるものですね。 最初のかたちはどんどん変容していくのが普通です。 子の成長…

うつわに浸る。

こんにちは。 早くも8月ですね。 お向かいのくろぬまさんでは、 毎年おなじみの花火の暖簾が風になびいています。夏の風物詩です。 この時期の鎌倉というと、海が真っ先にイメージされますが、 緑に包まれる夏山の鎌倉もおすすめです。 紅葉で有名な瑞泉寺の…

うつわ かたち

みなさま、大変ご無沙汰をしておりました。 今年春より二冊の本づくりがはじまり、撮影や取材、言葉を書く仕事をしていました。一冊めは『うつわ かたち』(ADP刊)、二冊めは『うつわを愛する』河出書房新社刊)10月発売です。 国立新美術館 SFTギャラリーに…

見つめ、見つめられる、壺を。

何をしていても、心のなかで、いつ何が起こるのかわからない時代に生きていることを実感いたします。 こんなとき、小さな人間の、無力さを感じずにはいられません。 わたしたちの祖先も、いつもこのことに怯え、憂い、悲しみ、一方で些細な日常のなかに喜び…

尾形アツシさんの焼きもの

昨夜、熊本で大きな地震がおきました。 震度7の文字に目を疑いました。 驚愕し、津波がないことがニュースに流れて安堵するも 現地では震度6級の巨大な余震が続く夜となりました。 被害に遭われた皆様に慎んでお見舞いを申し上げます。 本当は昨日書こうと思…

定番について考えたこと

こんにちは。3月も半ばですね。鎌倉は鶴岡八幡宮の参道の段葛の囲いもようやくとれて、景観が戻ってきました。まだ寒さに震えるような日もありますが、確実に春はやってきていますね。 さて、久しぶりの日記では、さいきん、 定番という言葉を聞くことが多く…

FUROSHIKI  初めて、新潟で器の展覧会を行います。

FUROSHIKI という器の会を昨年から始めました。 奇妙なネーミングと自分でも思いますが、 風呂敷、とても好きなので、よく使っています。 包み、そして運ぶ。自在に。 旅先の荷物のなかには、いつも風呂敷があり、衣服を包みます。 この包むという行為がゆっ…

椅子とタイプライター

若木信吾さんの写真展「表面」が代官山のヒルサイドフォーラムで開催中です。ポートレートの撮影が多い若木さんが、めずらしく「ものと向き合った」写真とのこと。初日にお伺いして、拝見してきました。小野哲平さんの作品集に掲載された写真も展示されてい…

毎日使うものだから、誠実なものを。  

阿南維也さんの鎬白磁皿は一目見て精巧さに唸った仕事でした。眺めているうちに清々しい気持ちになって使ってみたくなったのです。道具で均等に線の文様をつけていく鎬(しのぎ)は器に線を刻む線刻の技法。大分県で作陶している阿南さんの器にはどれも実直な…

大貫妙子さんと「食べる」テーマに

もう20年以上も前のこと、ライターという仕事をしていました。 さまざまな人のもとへ訪ね、話を聴いて、文章を書く仕事です。訪ねていくのはいわゆる文化人と呼ばれる方々で、いま思い出しましても、荒俣宏さん、蜷川幸雄さん、吉本隆明さんなどに平気で会い…

常設、そして、WEBSHOPについて

こんばんは。 新年が明けたと思っておりましたら、もう2月がやってきました。 今冬は、西日本で記録的な降雪があるなど、日本列島を寒波が覆う日もありました。こうした寒い季節ほど、家で暖をとり、ゆっくりされる時間に器の出番も多いもの。あたたかくして…

ひとりの手のなかで

こんばんわ。 寒い日が続いています。 冬になると、春が待ち遠しく、夏には秋を待ちこがれる。 繰り返し繰り返し、人は、あたたかさや涼しさや、心地よさを求めるものですね。 福井で原発が再稼働をされるというニュースが流れる夜です。遠い国の愚かなエピ…

空のように

澄み切った空はいつ見ても、心がしゃんとするものですね。 今週、強風が吹き荒れた嵐の日の翌日には、風神が世に滞ったものを一掃し、流し、連れ去り、隅々まで、空気を入れ替えてくれました。 天高く、澄み切った空は、晴れやかな気持ちにさせてくれます。 …

「LIVE 器と料理 to eat is to live」展 へのお誘い

こんにちは。 新年早々、驚くようなニュースも飛び込んできます。 はじまりがあれば終わりがあり、転換期もございます。 でも何かの一歩が、新しく、素晴らしい何かを運んできてくれることは疑いようのないことですね。 私にとっては、昨年上梓した一冊が、…

シーサー君の笑顔・・

みなさま こんばんは。 萬理さんロスの祥見知生です。 一年の最初の展覧会は吉岡萬理展。 奈良で作陶されている吉岡萬理さんは、ちまたでは、フウテンのばんりさんとの異名もある(ご自分でそう言ってみたいです)旅する陶芸家です。 御自分の車で西へ東へ。 …

“希望”ってなんでしょう ?

こんにちは。鎌倉は青い空が広がっています。 1月4日 今年の仕事始めの方も多いことと思います。 ただいま、東京・代官山蔦屋書店にて、高知で作陶する小野哲平さんの初めての作品集『TEPPEI ONO』の刊行を記念して、「小野哲平作品展」を行っています。作品…

吉岡萬理さんからのメッセージ 「諦めない」神様、シーサー君のこと

お正月も三が日か早くも過ぎていきました。 子供のころは、この三日の夜というのが苦手だったものです。 ハレの日が終わるのは、日常に戻っていくルールをきちんと受け入れ、 社会の秩序におとなしく従うようなイメージです。 もうお遊びはおしまい、と言わ…

器、ひとつぶんの心の。

明けましておめでとうございます。 ただいま、2016年1月2日深夜0時21分です。 新しい時間、新しい空気、新しい気持ち。 短くても、少しずつ、この場で言葉を書き留めていこうと思います。 さて、昨年一年も、仕事を通じて、多くの出会いがありました。 わか…

今年も一年有り難うございました。

皆様、こんにちは。 クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬が近づいて参りました。 皆様にとって、今年はどんな年でしたでしょう。 今年も大変お世話になりました。 うつわ祥見が企画する展覧会にお出かけいただいた皆様に心より感謝しています。 今年も印象深…

 小さな言葉

8月、最後の一日となりました。 鎌倉は朝から、かんかんかん・・・と甲高い音が聴こえてくるような、照り返しのある暑い日でしたけれど、 夕刻ともなると、海からふいてくる風が涼を運んできて、「夏の終わり」を感じさせてくれるのです。 さまざまな想いを…

ともに生きていく

7月最後の一日、そろそろ夕食の買い物をしなければと家を出て、 鎌倉の夕方の気温はそれほど高くないことに気をよくして、 車に乗らず、一つ先の駅まで歩いてみました。 約束の時間もないので、歩くスピードは速くする必要はありません。 ただ、歩きたかった…