TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

*2006年の年の終わりに


2006年がもうすぐ終わろうとしていますね。
ご家庭ではお正月の準備が進んでいるのでしょうか。
わたしにとって今年一年はとてつもなく早く過ぎたように思えます。

うつわ祥見の展覧会では、今年も大変多くの方に足を運んでいただきました。
ありがとうございました。

今年最後となった「小野セツロー手の仕事展」(2006.12.8-12.16)
作品と、訪れた方々、会場に流れる空気、すべてがあたたかく、心に染み入るようでした。セツローさんがいらっしゃなかったことは残念でしたが、作品を通じて、セツローさんは確かにそこにいらっしゃったように感じます。そうでなければ、こんなにもやさしくあたたかな空気が生まれたでしょうか。

訪れた方々が、作品とゆっくりと、ともに過ごすということ。
それが、「うつわ祥見の展覧会」というものの、ありようではないか・・・と、そう感じています。
鎌倉のはずれの、小さな空間ではありますが、そんなふうに、作品と皆さんと一緒に何かを感じたり、話したりしながら、ゆっくりと歩を進めていきたいと思います。


来年は新しい流れが生まれようとしている年のように感じています。

器と、本と、旅と。

わたしの中に流れるものをたどっていくと、こんな3つの言葉が響いてきました。
その響きを、できるだけひらたい言葉で書こうと思います。     祥見知生