TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

梅が咲いて

早いですね。もう2月。月めくりのカレンダーが新しい頁になりました。


暖冬の影響でしょうか、駅までの坂道にあるお宅の庭の梅が咲いています。


ニュースキャスターが「暖かいのは嬉しいけれど、どこかで喜べない気持ちがある」とコメントしていたけれど、本当にそんな感じです。


目には見えない大きな流れがこれまでも流れていて、そのことは知ってはいたけれど、その流れが急速に早まったり、流れが大きくなったりして、「見えて」きているのではないか、私たちは取り返しのつかない場所へ「ほんとうに」来てしまったのではないか・・・(実際、そうなのでしょう)と、この暖かい冬を、そんなふうにいぶかしげに思っています。


昨年の12月に、こどもが「イルミネーションってなんのためにやるの?」と聞いてきたことがあります。

鎌倉の住宅街にも、これでもかと派手なイルミネーションをしているお宅があり、こどももわたしもその光を見るたびに「これだけ温暖化のことが言われているのに…」と頭をかしげていたのです。

冬のイルミネーションやライトアップを昔のようにただ美しいと感じることができなくなりました。

「サンタさんを迎えるために12月24日だけ点灯できる決まりにしたらいいのにね」とこどもが言うので、それはいい案だなぁ・・と思う一方で、今のこどもたちは、わたしのこどもであった時分よりも、決定的に大きな負の荷物を背負って生きているのだなと感じます。


近代化され、高度なテクノロジー社会が当たり前と感じられる今のこどもたちは、一方で大人たちがこれまでたくさんついてきた「嘘」の社会の成り立ちを冷静に見破る目を持っているように思います。

そして、これからはわたしたち大人こそが、これまで慣れてしまった「嘘」を見直していかなくてはならないと感じています。


たとえば、コンビニのお弁当の裏にはなぜ添加物の羅列があるのか? と疑問に思うこと。

色をごまかし、味をごまかし、身体にとって異物であるものを混ぜ合わせたものを、なぜ大量に作り、売る必要があるのか、ということ。


梅の早咲きから、コンビニのお弁当まで話が飛びすぎですね。
また、この話はゆっくりとします。


1月のOPENDAY お出かけくださった皆さま ありがとうございました。


2月10日から、北の住まい設計社大阪店での「テーブルにあるもの。展」です。

http://utsuwa-shoken.com/kikakuten/kitanosumaiosaka.htm


うつわ祥見は、2月15日〜2月20日までOPENDAYです。
くわしいスケジュールは http://utsuwa-shoken.com をご覧ください。