TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

 ガラスの器展


うつわ祥見では、巳亦敬一ガラスの器展が始まっています。


巳亦さんのガラスを伝えるのは、うつわ祥見がオープンした2002年から毎年のこと。初夏のこの時節に個展をお願いして6回めとなります。


ふだん、素朴な土ものの器を伝えているので、わたしがガラスの作品に求めるのは、そうした「土ものの器」と一緒に使って違和感のないこと、ということになるでしょうか。


巳亦さんのガラスは、ガラスでありながら、「ぬくもり」と表現していいほどの温かみがあり、たとえば、石田誠さんの南蛮焼き締めの器などと合わせても、それぞれの良さがしっかりと感じられます。素朴な和の器と大変相性がよいのです。


ガラスというと、「涼しげ」「夏の器」というような固定概念によって、「季節もの」と捉えがちですが、巳亦さんのガラスの器は、そうしたガラスのイメージに当てはまることなく、季節を問わず食卓に並ぶ器としての良さがあります。


作家もののガラスの器は、繊細で使う側が恐る恐る緊張して使うということが、しばしば見られますが、巳亦さんのガラスは、北海道人の気質なのか、大変おおらかで丈夫。毎日安心して使うことができるのも魅力です。

「使い勝手がよいのは当たり前のこと」巳亦さんの作品に対する思いが伝わってくる作品たち。
淡くて深く、どこか懐かしい気持ちにさせる巳亦敬一さんのガラスの器たち。ご覧ください。


お知らせ

『巳亦敬一ガラスのうつわ展』はうつわ祥見で6月7日〜15日まで。 

くわしくは、うつわ祥見ホームページ http://utsuwa-shoken.com



セツローさんのスケッチ展が、6月12日〜17日まで 鎌倉のアトリエキカで 行われます。

くわしくは、うつわ祥見のホームページをご覧ください。

http://utsuwa-shoken.com




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