TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

 細野さんと高知の旅

OPENDAYの3日間を終えて、翌日、高知へ行ってきました。

音楽家の細野晴臣さんと、映像の工藤晶彦さんと一緒の旅。

26日は前日までの湿った雨が嘘のように晴れて、高知は一気に気温が30度近くまで上がり、真夏日

それでも、車の移動中に、エアコンではなく窓を開けて走り入る風が、南国土佐を感じさせる心地のよいあたたかさ(?)で、なんと気持ちがよい。

車の前をのんびりと走る自転車のおじいちゃんに、「沖縄みたいだな」と細野さんも嬉しそうでありました。

夕方からは、笛の演奏家・雲龍さんの「雲龍の会」が 五台山竹林寺の客殿で行われました。

美しい庭園をバックにステージが設けられ、トークゲストに細野さん。

細野さんと雲龍さんの出会いの話から、響きというもの、音楽にまつわるさまざまな話が、ゆったりとした空気の中で語られました。

細野さんの、ときどきユーモアを交えたお話、そして、雲龍さんの奏でる笛の世界。

わたし自身、細野さんを通じて、雲龍さんと出会ったのです。

今からふり返っても、不思議なめぐり合わせ、としか表現できない出会いだったことを、思い浮かべると、客席から、ステージにいるお二人を、なんだか感慨深く見つめてしまいました。
 
人と人の縁というものは、いまさらながら 不思議なものですね。

翌日は、高知県牧野植物園で 細野さんに 植物をテーマにインタビューしました。

今、資料を見ますと、最後にわたしが細野さんにインタビューをさせていただいたのが、1992年。もう16年も前のこと。ずいぶん時間が経ったものです。

久々のインタビューで緊張するかな・・・と思ったけれど、植物園の緑の樹木たちに囲まれたベンチでのお話は、とてもリラックスしたものになりました。


このインタビューは、小さな映像作品にまとめ、牧野植物園8月のイベント「夜の植物園」開催日に上映する予定です。


また、紙媒体では、雑誌「Planted」(毎日新聞社)8月発売号に インタビュー記事として掲載予定です。



うつわ祥見の次回企画展は、「村田森 器展」です。
京都で作陶している村田森さんの、うつわ祥見の初個展です。

6月6日〜6月13日まで。会期中は無休です。