細野晴臣ライブ 高知の旅
高知県立牧野植物園での「細野晴臣ライブ ドリームタイム」を終えて 帰ってきました。
素晴らしい旅でした。
8月23日は前の日の降雨の影響で、飛行機で降り立った高知は蒸し暑く、リハーサルの間も、無風で、湿度が高く、アーティストの方が汗をかきかき、これに本番で照明が当たり、満員の観客が入ると、いったいどうなってしまうのだろう・・・と心配になりました。
でも、当日、ライブが始まると・・・不思議ですね。
半野外の会場に たおやかな風が吹き始めたのです。
植物たちがその風に吹かれて枝を揺らす様子は、とても穏やかで、まるで音楽を楽しんでいるかのように 見えました。
音楽と植物、人と植物、演奏者と観客、音と人・・・いろいろなものが溶け込んで、融合しあい、お互いをやさしく包む、それは本当に夢のよう時間でした。
雲龍さんの登場から始まったライブは、細野さんの歌、ギター、高野寛さんのソロ、
細野さんが「瞑想音楽」と呼ぶ音の世界へ・・・・途中楽しいおしゃべりも交えて、行われました。
アンコールは、細野さんと高野さんが二人で。
楽屋で急遽合わせた「三時の子守唄」に。会場が最高潮に盛り上がりました。
すぐ完売になった今回のライブは270人の観客が入りましたが、あとで聞くと、会場のまわりには、多くの方の入場があったそうです。きっと、音は植物園のなかに響いて、一人ひとりの方に届いていたことでしょう。
細野さん、雲龍さん、高野さん、浜口さん、鳥居さん。
アーティストの皆さんが一様に「演奏していて本当に気持ちがよかった」とおっしゃいます。
打ち上げ会場には、植物園の女性スタッフと、工藤晶彦さんほか映像スタッフ。皆さんと楽しい時間を過ごすことができました。
皆様、お疲れさまでした。
わたしと植物園の担当のOさんは、皆さんを送ったあと ふたりで祝杯。お酒をいっぱい飲むわけではないのですが、話は尽きることなく、気がつくと、時計は午前5時・・・。
ただ一人の午前様にかかわらず、きちんとホテルの朝食を食べ、ホテルをチェックアウトしてから、お昼には高野さん浜口さんとえっちゃんと地元の方のお勧めの「うなぎ」をしっかり食べました。
われながら、たくましい胃をしています。
夢のような時間が終わって、鎌倉へ戻って 思うのは、
これは何かの始まり・・・という予感です。
今回も不思議な出会いがあり、何かのものがたりがつながっていくことを 感じています。
音楽も、本も、そして器も。
人のそばにいて人を励ます。そして、もっと大きなものとつながって生きていることに気がつく。
いま、そんな思いでいます。
○9月から「ごはんのうつわ展」を下記のスケジュールで行います。
お近くの会場へ。ぜひお出かけください。
9月20日(土)〜9月28日(日)福岡・クラフトの店梅屋
10月4日(土)〜10月11日(土)明石・ギャラリー風来
10月25日(土)〜10月26日(日) 高知・高知県立牧野植物園
10月27日(月)〜11月7日(金) 花と器SUMI
11月3日(月)〜11月15日(土) 東京・馬喰町ART+EAT
11月8日(土)〜11月15日(土) 輪島・うつわわいち
○うつわ祥見は8月は休廊です。9月のOPENDAYは9月5日〜7日です。