『日々の器』
『日々の器』が発売になりました。
表紙は、小山乃文彦さんの粉引き皿です。これは、実を言うと、常滑で作陶されている小山さんご自身が使い、育てた器です。
器の表面には、細かい貫入(ヒビ)が見えます。その貫入の入り方、そして平皿という器のかたちの誠実さに心打たれ、シャッターを切った一枚の写真が表紙となりました。
表紙を見るかぎり、これまでの本よりも、より強い印象が受けるかもしれません。
わたしの信じていることがより強くあらわれた一冊になったのかもしれません。
「あとがき」の「器を愛するということ」と言う文章は、多くの方に読んでいただきたいと思います。
今日夕方 さっそく、松山のセツローさんから電話が入りました。
「ええ本ができたねぇ」この第一声が、嬉しいのです。
この本を通じて、器というものを深く感じ、食べることを器から見つめていただければ、これほど嬉しいことはありません。
作り手の皆さん、デザイナー、編集者、スタッフのえっちゃん、そして何かあるたびに『うつわ日和。』の続編を書いてほしいと励ましてくださった皆様に感謝です。
ありがとう。
○東京・馬喰町ART+EATでの「ごはんのうつわ展」を行っています。
11月3日(月)〜11月15日(土)まで。
会期中は、11月9日 日曜日が休廊です。ご注意ください。
くわしいアクセスは
馬喰町ART+EAT ホームページ http://www.art-eat.com/
○11月7日(金)まで 高知の 花と器SUMI で開催中です。高知の皆さん、お見逃しなく。
○今週末には、石川県能登半島の「輪島」でもごはんのうつわ展を行います。
11月8日(土)〜11月15日(土) 輪島・うつわわいち
輪島にも初日、二日目にお邪魔します。ぜひ、いらしてください。
○『日々の器』(河出書房新社 11月発売)出版記念展が、京都と東京で行われます。
くわしくは、うつわ祥見のホームページをご覧ください。
○次回、うつわ祥見の展覧会は、「吉岡萬理 陶展」です。 奈良から、萬理さんがいらっしゃいます。