TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

カルロス君展が始まりました



今週初め、大阪へ行ってきました。


梅田駅からもほど近い場所にあるブックギャラリー「itohen」で「カルロス君展」が始まりました。

初日前夜の12月2日 夕方18時半から、「前夜祭という名の公開ペイント」が行われ、大いに盛り上がりました。

吉岡萬理さんがitohenの壁いっぱいに、ペンキで「鍬を持つカルロス君」を描いたのです。

陶器の世界に留まらず、萬理さんは今回の展覧会で、水彩、油彩の絵を描いています。

その絵の「カルロス君」がいきいきとして、とても力があるのです。



壺やマグカップ、皿、鉢など、
もちろん陶器も、色絵の確かな筆力、色合い、テーマにいたるまで、どれもが萬理ワールドの魅力にあふれています。

ギャラリーの一番奥の棚にずらりと並んだ『カルロス君』。一つひとつがすべて手書きです。裏も表も、すべて異なる表情のカルロス君が勢ぞろいしたのですから、これは楽しい・・・。見ごたえ、選びごたえがあるとは、このことです。


萬理さんとは、いつも、ジョークを交えながら大いにマジメな話をします。

今回の『カルロス君』のテーマは、「土とともに生きる」。

声高に何かを訴えるのではなく、ユーモアたっぷりに、楽しく伝えたい。そんな思いが根底にあります。

壁いっぱいに描かれたカルロス君、実にいい顔をしています。

「あるがままでいいよ」。そんな声が聞えてきそうです。


前夜祭では、たくさんの方々が集まってくださいました。
お出かけいただいて皆さん ありがとうございました。

カルロス君展は、12月14日まで。

くわしくは、itohenのサイトをご覧ください。

萬理さんと祥見の「展覧会への道」のやりとりを更新しています。後半、われながら、かなり面白いです。

http://www.skky.info/itohen/gallery/carlos.html

ぜひ、壁いっぱいの『カルロス君』 ご覧になってください。


そのほかの12月の展覧会のご案内です。




○『日々の器』(河出書房新社 11月発売)出版記念展

 東京馬喰町ART+EATで12月8日〜12月19日まで。会期中は14日(日)休廊です。

くわしくは、馬喰町ART+EATのホームページをご覧ください。

馬喰町ART+EATホームページ http://www.art-eat.com/

○次回、うつわ祥見の展覧会は、「吉岡萬理 陶展」です。

吉岡萬理陶展は、12月9日(火)〜14日(日)まで。

 奈良から、萬理さんがいらっしゃいます。

 今年最後の展覧会です。

 お出かけください。