明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
新しい年、今日からお仕事始めの方も多いのではないでしょうか。
鎌倉は、お正月、ずっと快晴で、穏やかなお天気が続きました。
空というのは、不思議ですね。
とぎれがない・・・というのでしょうか・・・。始まりも終わりもないというのか・・・「ただ、いま、ここに、いる。」という意識だけが、存在しているというのでしょうか。
時々、空を見上げていますと、「時間」という概念があやふやになっていくのを感じます。
さて、新年です。
2009年の展覧会スケジュールをご覧いただけたでしょうか。
いまも、いただいた新年のメールにお返事を書いていたのですが、今年のうつわ祥見の展覧会スケジュールは、本当に充実しています。
この日記を読んでくださっている方に、少し甘えさせていただいて、こっそり言いますと、わたし自身が、このスケジュールにいささか興奮していると言ってもよいくらいです。
1月に、村田森さん。わたしが今もっとも注目している作り手の展覧会からスタートします。
この日記の最初の一枚は、村田森さんの染付け豆皿を選びました。
2月、3月は常設展のOPENDAY。うつわ祥見の常設は、よい器をじっくり見ていただきたいと思います。
4月に木工の須田さん、二年ぶりの展覧会です。
5月には、初めての横山拓也さん。
6月には、小野哲平さん。今回はどんな仕事を見せてくださるでしょうか。
7月 札幌の硝子作家、巳亦敬一さん。ファンの皆さんが毎年この時期を待っています。
10月 尾形アツシさん。 薪窯を今年中に完成させ、うつわ祥見に初窯の作品を・・・と約束くださっています。
11月 石田誠さん。お待たせしました・・・、誠さん、またきっと器で泣かせてくれると思います。
そして、12月には、うつわ祥見で初めて伝える、漆の作品展。矢澤さんの個展です。わたし自身が二年使い続けて、この作品なら伝えたい、と展覧会を決めました。めし碗とともに、ぜひ使っていただきたい漆椀を見てください。
実は、このスケジュール、年内に一度UPしてから、一つ増えているのですが、お気付きになりましたか。
そうです。9月に、矢尾板克則さんの「小屋展」を再び行うことになりました。夏の日の小屋展から2年ぶりの展覧会。今年は夏の終わりの9月に、もう一度、あの小屋たちに、鎌倉で出会えます。
うつわ祥見は、普段、わたしが文章を書いたり、本を作っていることもあり、一年間のスケジュールを決めて展覧会を中心にオープンしている空間です。
それだけに、作り手の「いま」をご覧いただける「展覧会」を、時間をかけて丁寧に企画し、行いたいと考えています。
こうした世相の今だからこそ、自らの足元を見つめ、「食べる」を大切に。
少しでも前を向いて、穏やかに1年を過ごしたいと思います。
うつわ祥見以外の展覧会も、2月の明石・風来さんでの「村田森展」そして、5月のGW明けには、馬喰町ART+EATで「吉岡萬理 カルロス君と色絵の世界展」。楽しい展覧会が続きます。
また、秋には、初めての企画で、「器と道具展」を同じく、馬喰町ART+EATで行います。
「食べるが真ん中」
今年のわたしのテーマです。
本年もどうぞよろしくお願いします。
うつわ祥見の2009年 最初の展覧会は、
村田森陶展です。
会期 2009年1月23日(金)〜1月30日(木)まで。
1月24日 京都から 村田森さんが在廊します。
どうぞお出かけください。