TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

]毎日更新18日め

今日は日差しも戻って、あたたかな一日となりました。

午前中はDMの入稿の仕事をしたり、地元の和菓子やさんで買い物したり。

高知から来てくださったカメラマンのKさんへのおみやげは、江ノ電もなかです。明日の村木さんへのおみやげも。ご存知の方も多いでしょうが、江ノ電が一箇所だけ路面電車となる通り近くにある「扇やさん」は、老舗の和菓子やさんで、実物の江ノ電の車両をお店に組み入れているというのか、江ノ電の車両そのものがお店の建物に入っているというのか・・・表現は難しいのですが、外から見ると、江ノ電の車両のなかでおじさんが和菓子を作っている・・・という不思議なお店です。

わたしはこのお店がとても好きで、ほとんどのおみやげは、ここの「江ノ電もなか」にしています。

美味しいし、車両のかたちも可愛いので。

そして、なんといいますか、包み紙一つも、ちっとも「カッコつけていない」ところが素晴らしいのです。

午後は、鎌倉山の草花屋・苔丸で撮影。

苔丸の光太郎君とはもう何年の付き合いになるでしょう。

彼が店を始めてから、毎年のように「花と器展」を一緒に開いてきました。

ずいぶん年下なのですが、仕事はプロフェッショナルで、ずいぶん頼りにしています。彼の「花活け」は常に節度を守り、人の我を感じさせず、独特の美意識を持っていることに感心します。

わたしのお付き合いをしている器の作り手も、「苔丸だったら・・・」と言ってくださる方が多いのです。

通常は、器を作る人は、花活けの人と一緒に展覧会をするのを嫌がるものなのですが。

光太郎君とは、会うと、冗談ばかり言って笑いあうことが多く、本当に楽しく仕事をしています。こういうのを気が合うと言うのかもしれませんね。

高知のKカメラマンを大船まで送って、自宅に戻り、また進行中のDMの原稿整理。

夕方は、神戸のMさんから「いま鎌倉です」の電話が入り、「とりあえず、なると屋さんへ行ってごはん食べてて」もらい、そのあと、二人でディモンシュでコーヒーを飲みました。
彼女とは、昨年暮れからの付き合いだけれど、なんというか、やっぱり自然な流れで出会った人なんですね。
1時間ほど中身の濃い話して、「また今度ね、次は高知で会おうか」と。その気楽さ加減がいいのです。

この数日、疲れていたはずなのに、楽しく弾んだ会話をして「復活」して、「はなうた」など口ずさみながら夜の鎌倉山をドライブして帰ってきたところです。
やっぱり、オンナの人は、強いですね(笑)。


明日は早朝に、御成の新しい店のフローリングの色の打ち合わせを行った後、伊豆の村木雄児さんの工房を訪ねます。