毎日更新29日め
4月もあと一日で終わりですね。
皆さん、吉岡萬理さんのインタビュー、読んでいただけましたか。
面白いでしょう。
色絵の魅力は「あちこち方面にイロイロと気を使わないといけない」なんていうあたり、皆さん、わかったかしら・・・・それを受けて、わたしも冷静に「色々大変なんですね」なんて言っているあたり、気に入っています!!
それにしても、萬理さん、さすがに「芸人」です。(芸術大学出身で彼のシャツの背中には、「芸人魂」とあるのを見て、恐れ入りました・・・と思ったことがあります)
このインタビューは、5月7日からの「吉岡萬理 カルロス君と色絵の世界展」会場でも、生中継ではないですけれど、再度東京で行う予定でいます。皆さん、楽しみにしていてください。
さて、今日の休日、お天気に恵まれ、鎌倉は家族連れの皆さんが多く見られました。
うつわ祥見の新しい空間 utsuwa-shoken onari NEAR に午前中から入り、中央に置くテーブルの到着を待ちました。
家具は、イギリス1890年代のアンティークです。うつわ祥見のほとんどの家具をお世話になっている「リトルオーク」(湘南店)のSさんにお願いしました。
「一枚板の厚さが素晴らしい・・・いい家具ですよ」とSさんが電話でおっしゃるので、新しい空間が決まってからすぐに現物を見ないで決めました。
家具は最近の船便でイギリスから届いたばかりなのです。
そして、今日、初めて足付きで完成した状態を見たのですが、やっぱり、とってもいいです。
毎月、月変わりで行うテーマ展「on the table」は、このテーブルで行うのです。
アンティークの家具には、それ自体に趣きがあります。そして、わたしの個人的な感覚で言いますと、家具をこころから愛している「リトルオーク」のSさんが見出した家具には他の大きなビジネス的な「仕入れ」では感じられない家具への愛情が感じられて、とても心地がいいのです。ご自身がイギリス郊外(小さな田舎町まで足を運ぶらしい)まで足を運んで仕入れるのですから、家具の素性を知っているというのでしょうか・・・「家具」と「自分」の「出会い」を人任せにしない仕事の姿勢は、本当に頭が下がります。
そういえば、この間、久々にゆっくりお話させていただいたときにも「ぼくはねぇ、家具が好きなんですよ、しょっちゅう旅をして留守にしているけれど、日本にいるときは、夜中までこつこつ家具の修理しているんですよ」と笑ってやっしゃっていましたっけ。
そんなSさんの言うことを、わたしは本当に信頼しているのです。
きっと、湘南のアンティーク家具好きの方は、同じことをおっしゃるのでしょうね。
・・・そんなわけで、これから器を伝える相棒となる中央のテーブルも無事入って、いよいよ空間が完成しました。
これですべて用意が整ったと言いたいところですが、実はまだ届いていない作家さんがいて、まだ器の飾りつけが済んでいません。
最後まで、よい器を・・・と、ぎりぎりに窯を焚いている作家の心意気・・・しっかりと受け取って、明日を待ちたいと思います。
ただいま、うつわ祥見では 須田二郎 木のうつわ展を行っています。会期は明日が最終日です。
いよいよ作品も少なくなりましが、まだよいものが残っています。
森を守る仕事をしながら、木を生かす須田二郎さんの作品を、どうぞ手にとってご覧ください。
●「吉岡萬理 カルロス君と色絵の世界展」が馬喰町 ART+EATで行われます。初日には、楽しく前向きな萬理さんが登場します。
萬理さんに会うまでは「陶芸家は皆、気難しくて恐い人だと思ってました」と言う方が「陶芸家ってこんなに楽しい人もいるんだ」と目から鱗・・・という人もいたりして、とにかく、元気いっぱい笑顔いっぱい、そして厳しさとやさしさのある萬理さんに会いにきてください。今回の作品はますますパワーアップしていますよ。
そして、5月9日には、記念イベントがあります。
わたしももちろん駆けつけます。楽しい時間、ぜひご一緒に過ごしましょう。
2009年5月7日(木) 〜5月23日(土)
11:00〜19:00 金曜日は21時まで
日月休廊 会期中休み 5月10日・11日・16日・17日
最終日は17時まで
関連イベント
5月9日(土) 記念イベント
『カルロス君を想う』野菜料理とライブ「カルロス君のうた」発表会
カルロス君のうた (作詞:shokentomoo 作曲:武徹太郎)
18時受付 18時30分スタート
会費 3000円(税込)
大阪ブックギャラリー「イトヘン」で、吉岡萬理+祥見知生連載コラムが再開しました。
萬理さんの楽しく、明るいエネルギーが感じられるコラム、そして、わたしも相手が萬理さんとあって、とてもリラックスした文章を書いています。
●うつわ祥見の新しい空間 utsuwa-shoken onari NEAR が5月1日オープンします。
「よい器は、ここに来れば いつでも会える」
そんなお店になりますように。
鎌倉の裏駅から徒歩4分ほどの、「御成通り」の端っこです。
時間がゆっくりと流れているこの通りで、「器を伝える場所」を。
器を通じて新しいものがたりが生まれたらいいなぁ・・と思います。
また多くの方と出会えることを願っています。