TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

長崎・諫早の旅


昨日の鎌倉は夕方から雷雨となりました。

ちょうどonariNEARからの帰り道、車で鎌倉山を通り戻りましたが、その短い時間に、何度雷光が光ったことでしょう。

まるで打ち上げ花火のように空が何度も光り、雷のすさまじいエネルギーを体感しました。

ゲリラ豪雨というのですか・・・・人の小ささを感じます。

さて、先週末は長崎県諫早市へ。

秋11月に予定している「ごはんのうつわ展2009」の打ち合わせと、「日々を愛する器」をテーマにした「お話会」を行いました。

お話会に出席してくださった皆さんは、気持ちがいい方ばかりで、わたし自身とてもリラックスして器についての話ができました。

福岡などの県外からも駆けつけてくださり・・その「出会い」は嬉しいものでした。

会が終わったあとに、

「今まで、作家ものの器を買っても大事にしまいこんでいたけれど、これからは毎日使って育ててみます」とおっしゃった女性の方の言葉が印象的でした。そういうふうに感じていただけると、本当に「ああ、よかったなぁ・・」と思います。

また11月の再会を、楽しみにしています。

出席してくださった皆さま、ありがとうございました。




翌日は、オレンジスパイスのスタッフミーティングに出席し、若い女性スタッフの皆さんの前で、器の話をしました。一つひとつ、器を手に包み、使われて育った器と、まだ使われていない器の違いを 手で感じてもらいながら、器の選び方、使い方、そして、器を愛することとは・・・という話を中心に和やかに話をしました。

作家ものの器と初めて出会うスタッフの方もいらしたようです。

「皆さんにとっても、今度の器展で、一枚でいいので、気に入った器を見つけて使ってみてください」と最後に言うと、皆、なんだか嬉しそうに展覧会を楽しみにしてくださっている様子が伝わりました。

こうして自分で動いて、誰かと出会って、直接器の話をすること・・・そのことで、「あ、ちょっと器見てみようかな」と思う方が増えてくれたら、これほど嬉しいことはありません。器の本を書いているのも、そういう何かの「きっかけ」になれば・・・と願ってのことです。


ごはんのうつわ展2009は 今年は札幌と長崎で行います。

くわしくはうつわ祥見のホームページ イベントのページをご覧ください。

この展覧会が、「ごはんを食べること」その「道具としての器」を見つめる、感じる、選ぶ、そんなきっかけとなってくれたら・・・。

ぜひお近くの方はお出かけください。

長崎・諫早の「オレンジスパイス」は、文房具や食の道具、洋服なども揃い、カフェも併設されています。もう知っている方も多いと思います。ぜひ11月にもお出かけください。