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うつわとともに。祥見知生のブログです。

雨と御成通りと、うつわ魂。


日本列島の各地で豪雨による被害が出ています。

自然の驚異といいますが、人の力の弱さを思い知らされます。

とても人事には思えません。

心よりお見舞いを申し上げます。


今日は一日、NEARにおりました。

鎌倉も午後から急に空が暗くなり、いきなりの大雨となりました。

NEARは前面が大きなガラス窓なので、通りの様子がよく見えます。

自転車で全速力で家路を目指している人、雨に濡れるのをあまり気にする様子もなく歩く人、身体を寄り添い歩く親子。

それぞれの人がそれぞれのペースで雨の道を通り過ぎていきます。

まるで古い映画を見ているような気持ちで、窓越しの御成通りを眺めていました。

わたしはつくづく、この通りが好きなのだぁ・・・と思います。

雨にも関わらず訪ねてくださった方と、いつもよりゆっくり器の話をしました。

高知の方から紹介を受けてきてくださった女性は、とても丁寧にひとつひとつ手に包み、時間をかけて器を選らばれていきました。

夕方にかけて「お昼を食べるのを忘れた」ことに気がついて、ドアに鍵をかけて通りを歩き、近くの天然酵母パンのお店でパンを急いで買い、すぐに店に戻りました。商店街は5時前だというのにもう店を閉めている店が多かったです。「こういう日は仕方ないもん」という声が聞こえてきそう・・でもちっとも暗くない雰囲気・・・そこがこの商店街の面白いところです。なんというのでしょう・・・ネガティブな感じがほとんどしないんですね。

石畳の御成通りには雨も似合います。足元を気にしないくらいの雨だったら、いつでも歓迎だな・・・とぼんやりと思います。

写真は、大雨の最中の瞬間を。16時くらいの一瞬です。店の前の「くろぬま」さんの「花火」のたれ幕がびっしょり濡れていますね。



そうこう言っている間に「夏のあいさつ」が印刷が出来上がりました。

「いいですねぇ」と店頭で手にされた方に褒めていただきます。

実はわたしも気に入っているのです。

わたしの愛する夕暮れの風景が届くのを楽しみにしていてください。

それにしても、わたしはなんて惚れ込むのでしょう・・・

わたしの好きな人は、牧野富太郎博士、串田孫一さん、そして実はこの「御成通りの人々」。とくに、NEARの前の「くろぬま」さんがたまらなく好きですね。

惚れ込むと、伝えたくなるのが性分です。またきっと、近いうちに「くろぬま」さんについては書きたいと思います。

そして、本業。器に惚れ込んで、次の本も書き進めます。

そうでした、今日は雨が降る前の正午近くに、次の本『器。この、名もなきもの』のデザインをお願いするデザイナーのKさんに、初めてわたしの器の写真を見せたのでした。

これから2ヶ月ほどかけて、原稿を書き、写真を撮ります。「ウツワ魂」の入った本になるように。

「うつわ魂」初めて使ったけれど、よい言葉です。

「うつわ魂」の入った本、いい響きです。