TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

小屋展で 

鎌倉は過ごしやすい涼やかな一日でした。

秋をあちらこちらに感じます。

もうすぐ夏も終わりですね。

皆さんにとっては、どんな夏でしたでしょうか。

先日「矢尾板克則小屋展」と「日本のかたち 美しいめし碗展」の案内をお送りしました。

9月4日は久々のうつわ祥見のオープンの日です。

小屋展のチラシは表面に、HPでも紹介している小屋の作品の写真、そして裏面には、2007年に新潟県長岡市に矢尾板さんの工房を訪ねてときに出合った「小屋のある風景」の写真を載せています。

この2年前の新潟の旅では、矢尾板さんの案内で、ふだん彼が見ている実際の「小屋」をまわったのです。



そのときに見た小屋のある風景は、いまも鮮やかに覚えています。

今回のリーフレットにも書きましたけれど、

わたしにとって、「小屋」という存在は、せつないものなんですね。

どこかに置き忘れた忘れ物のように、もう一度出合えたら、ちゃんと抱きしめてあげたいと感じる・・・そういう愛すべき存在です。

矢尾板さんの「小屋」の作品は、誰にとっても、懐かしい原風景に出合ったような不思議なこころの情景を映し出すものです。

2年前の「小屋展」では、たいへん多くの方が、うつわ祥見の空間で、ゆっくりとそれぞれの「小屋」と過ごしていただきました。そして、ここで小屋と出合った皆さんから「こころに残る展覧会であったこと」を印象深い言葉を聞くことができました。

小屋っていうのは、人のこころの隙間を埋めるような、そういう魅力があるんですね。

ぜひ次回のうつわ祥見 2009年後期の展覧会初回の「矢尾板克則小屋展」へお出かけください。

くわしくは、こちらをどうぞお読みください。

http://www.utsuwa-shoken.com/yaoitakatsunorikoyaten2009.html

9月5日には、矢尾板さんも在廊されます。

○ 9月5日(土)18時〜19時 イベント「夕暮れの小屋と過ごす」

うつわ祥見の空間で、夕暮れの時間を過ごしませんか。
小屋展ならではのイベントです。どうぞお気軽にご参加ください。

予約不要。参加費:500円 自家製ピクルスとワンドリンク付