TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

 本気トーク?

今日も日付が変わってしまいました・・・。

窓を開けているので、外の虫の音がさかんに響いています。

一日原稿書きをしていました。

次回の本『器、この、名もなきもの』(里文出版)は、アルバムを作るような気持ちで、
今までの本とはまた一味違う「器への恋文」として作っています。

巻末には、京都の村田森さんとの対談を。

先日このときの映像を見せていただいたのですが、

やっぱり、わたしは強いのですね・・・正直、自分でも驚きました。

器についての言葉はマシンガンのように ダダダダダ ドドドド ダダダ・・・留まることを知りません。

総攻撃をかけよ!っていう感じでした。これぞ本気トーク?です。

以前、わたしのことを器の過激派と呼ぶ人がいる(笑)・・・と書いたことがありますが、

本当にそんな感じで、自分でも妙に感心してしまいました。

ああ、こんなふうに、器について熱く熱く語っているのか、と。(冷静に眺めて・・・迫力の・・・というか、自分の姿に驚き!でした。でも、ウツワ魂が入っているのだから、これがわたし自身なんですね)

その京都滞在の夜に、森さんの家で言われたことを思い出しました。

「変わり者」って言葉です。

どういう脈略かは忘れていたけれど、会話的にはこんな感じでした。

ショーケンさん、変わり者ですよ」

「えーわたし、変わり者だったの?」(とても大声で驚く)

「え、その自覚なかったんですか」(そんなことないでしょう・・・とかえって一同に驚かれる)

「ないない。そんなこと思ったことないです。でも、そうかぁ・・・そうだよね、じゃなかったら、各地で飛び回ってこんなにシンドイことやらないよね」(本人も含めて全員納得)

でも、このときまで、本当に自分のことを「変わり者」だなんて自覚はなかったですし、各地で展覧会を行わせていただくことも身体的には辛いこともあるけれど、これほど充実した時間を過ごすことはない、ちっともしんどいことはではないんですね。

念のために、上記の会話は今回の本には収録されません(この会話のときはテープまわっていなかったです)が、森さんの作陶のこころに迫る内容的にとても充実した話になると思います。

真面目に話を戻しますと、

本を作っていく作業は、イメージを高めていく仕事がとても大事となります。

一人の時間がないとできないし、今回は本全体の流れというか、構成も大事な本なので、時間をかけて写真を選び、言葉を選び、その言葉が伝わるかどうかを考えます。

明日からもそんな作業を続けて、月末までに原稿を仕上げていきます。

今日も夜が更けてきました。

横浜の会場で、器と出合った方からとても嬉しいメールが届いています。

本物の器が手に気持ちがいいという感想が書かれていました。

嬉しいですね。


9月25日より うつわ祥見の常設の店 utauwa-shoken onariNEARで木工家 須田二郎さんの木のうつわ展が始まります。

神田えっちゃんからの報告で、種類もボリュウムも、木の美しさも、とても良い展覧会になるのでは・・とのこと。

わたしも楽しみに出かけていきます。

ぜひ、この機会に、utauwa-shoken onariNEARへお出かけください。


日本のかたち 美しいめし碗展」はただいま 島根・石見銀山、横浜そごう6階で開催中です。

島根・横浜に続いて 広島・上野・兵庫と続きます。くわしくはうつわ祥見のホームページをご覧ください。

 
http://www.utsuwa-shoken.com/meshiwanten2009.html
 

器を愛する皆さんと一緒に器の話を・・・

下記それぞれの会場の在廊日です。



 

 初日9月29日広島三越(夕方17時まで) 

 初日10月10日群言堂上野桜木店(終日)、

 10月25日兵庫県豊岡市旧大森小学校ギャラリー(終日)在廊します。




○「食べるがまんなか 器と道具展」馬喰町ART+EAT

 初日10月6日、10月16日 在廊します。 16日には「夕暮れの器会」を行います。




○「ごはんのうつわ展 長崎・諫早」 オレンジスパイス

 初日11月14日(夕方17時まで) 在廊します。

 初めての長崎県で器の展覧会です。ぜひ皆様お出かけください。