「日本のかたち 美しいめし碗展」横浜で
今日は午後から横浜そごうで開催中の「日本のかたち 美しいめし碗展」に顔を出してきました。
ちょうど上京されていた哲平さんを案内して、それから会場近くのティールームで来年度の展覧会についての打ち合わせを。
およそ、哲平さんとわたしが、百貨店のティールームで仕事の話をするなど在り得ない設定でしたが、じっくりと話すことができました。
そういえば、昔、神宮前のスタバでも深い話をしましたね・・・あの日は風の強い日だったような気がします・・・
「日本のかたち 美しいめし碗展」では、たまたま百貨店にいらした方も、器の力強さに惹かれて、器と出合い、求められる方も多いようです。
そんなふうに器が手渡っていくことはギャラリーではない話で、それこそが、この展覧会を百貨店という、いままでわたしたちの世界とは遠かった場所で行うことの意味を感じています。
ただ正直言うと・・・わたしはもっと器のそばにいてあげたいのですね・・・・
それで原稿書きにとっておいたスケジュールを変更して、今日もほぼ閉店まで器たちと一緒にいました。
お陰で、NEARで須田二郎さんの器を求められた方で帰りに横浜に立ち寄ってくださった方ともお会いすることができました。
「器と一緒にいてあげたい」などとは、不思議な響きに感じるかもしれません。
でも、展覧会を企画して、「その場」に器を連れて行くのはわたしなんですね・・・・それは「連れて行きっぱなし」ではやはり心が穏やかではない・・。
器はわが子と同じに可愛いもので、わたしにとっては「モノ」ではないのです。
器を「商品」と呼ばれるとひどく抵抗してしまうのはそのせいですね。
・・・ああ、不器用だ!と我ながら 感じます。
それでも、「こういう場所でよくここまで器を伝える会場つくりをしましたね」と褒めていただくと、とても嬉しく思います。
わがままを聞いてくださった群言堂の皆さんに感謝しています。
会場には、島根から運んでいただいた古い家具や、木のテーブルが置かれ、
そこに12人の作り手の器たちが並んで、本当にじっくりと器を見ていただけるよい展覧会になっています。
どうぞこの機会に、器を手に包んでお選びください。
めし碗のほかに小皿、皿、鉢、片口、湯呑、急須など、日々の器たちをご紹介しています。
横浜そごうでの「日本のかたち 美しいめし碗展」は9月28日まで。
まだまだ見るぺき器たちがありますので、お近くの方はぜひ足をお運びください。
うつわ祥見の常設の店 utauwa-shoken onariNEARでは木工家 須田二郎さんの木のうつわ展が始まりました。
一点ものの木の器たちが、多くの方に手渡っていっているようです。
ぜひ、この機会に、utauwa-shoken onariNEARへお出かけください。
NEARのスタッフ日記もオープンしました。ぜひこれから、このページも宜しくお願いします。
http://d.hatena.ne.jp/onarinear/
「日本のかたち 美しいめし碗展」はただいま 島根・石見銀山、横浜そごう6階で開催中です。
島根・横浜に続いて 広島・上野・兵庫と続きます。くわしくはうつわ祥見のホームページをご覧ください。
http://www.utsuwa-shoken.com/meshiwanten2009.html
器を愛する皆さんと一緒に器の話を・・・
下記それぞれの会場の在廊日です。
初日9月29日広島三越(夕方17時まで)
初日10月10日群言堂上野桜木店(終日)、
10月25日兵庫県・豊岡市旧大森小学校ギャラリー(終日)在廊します。
○「食べるがまんなか 器と道具展」馬喰町ART+EAT
初日10月6日、10月16日 在廊します。 16日には「夕暮れの器会」を行います。
○「ごはんのうつわ展 長崎・諫早」 オレンジスパイス
初日11月14日(夕方17時まで) 在廊します。
初めての長崎県で器の展覧会です。ぜひ皆様お出かけください。