広島で
昨日最終便で 広島から戻りました。
今日は実は次の新刊『器、この、名もなきもの』の原稿の締め切りでしたので、朝から集中して・・・いま夕方になり、この日記を書いています。
広島・三越6階で始まった『日本のかたち 美しいめし碗展』
初日はこの日を楽しみにお出かけくださった皆さんとお会いすることができました。
県外から新幹線に乗ってきてくださった方もいらして とても嬉しく思いました。
ありがとうございました。
今回の会場は、百貨店のギャラリースペースとは思えない とてもシックで雰囲気がよい空間です。(携帯電話の写真、ボケていますが・・)
ギャラリー正面の壁一面に並んだ「めし碗」たち。
その姿が美しいこと・・・
「めし碗展」のために書いた一文を壁に掲示していただきましたが、訪れる方がきちんと立ち止まって読んでくださる様子を見かけますと、
展覧会というかたちで「めし碗」を伝えることができたことに、大きな喜びを感じます。
器とは手に包むものです。
そして、静かな素朴な器のなかに、しっかりと、生を包むものなんですね。
そのことを、わたし自身が今回の展覧会を通じて 感じられました。
ぜひ多くの方に、この展覧会を見ていただきたいのです。
東京でもこれほどの作り手の器を一同に見ていただく機会はありません。
めし碗、皿、鉢、湯のみ、急須・・・日々使われる器たちを、どうぞこの機会に手に包み ご覧ください。
小野哲平さん、村田森さん、深田容子さん、横山拓也さん・・・12人の作り手の、大変見ごたえのある展覧会です。
こころからしみじみとよい器たちが集っています。
そして、一客でも心に響いた器と出合ったならば、ぜひ、この出会いを逃さずに、器との日々を感じていただきたいと思います。
器は使われて育つものです。
広島三越での『日本のかたち 美しいめし碗展』は10月5日までです。
どうぞお出かけください。
くわしくはうつわ祥見のホームページをご覧ください。
広島のあとは、10月10日より18日まで 群言堂 上野桜木店で行われます。
うつわ祥見の常設の店 utauwa-shoken onariNEARでは木工家 須田二郎さんの木のうつわ展が始まりました。
一点ものの木の器たちが、多くの方に手渡っていっているようです。
ぜひ、この機会に、utauwa-shoken onariNEARへお出かけください。
NEARのスタッフ日記もオープンしました。ぜひこれから、このページも宜しくお願いします。
http://d.hatena.ne.jp/onarinear/
○「食べるがまんなか 器と道具展」馬喰町ART+EAT
初日10月6日、10月16日 在廊します。
16日には「夕暮れの器会」を行います。ゲストに多治見から横山拓也さん。
きっと、名勝負のおもしろい器談義となることでしょう。ご参加ください。
http://www.art-eat.com/main.html
○「ごはんのうつわ展 長崎・諫早」 オレンジスパイス
初日11月14日(夕方17時まで) 在廊します。たくさん器の話をいたしましょう。
初めての長崎県で器の展覧会です。ぜひ皆様お出かけください。