TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

月がきれいな夜です。

空気が澄んで、秋の夜空が本当に美しい。

駅からの帰り道、見上げて歩くと、親しい誰かと急に会いたくなります。

会いたい人とすぐに会って月を見ながらゆっくりと話がしたいと思うのですが、大人っていうのは不自由なものですね・・もちろんそんな行き当たりばったりでは立派な大人とはいえません。

もちろん、そんな気持ちはどこかにしまって、いそいそと帰って仕事をするのです。

夜中まで仕事をして、遅くにもう一度、デッキから月を見ますと、ずいぶん高い位置に月は浮かんで、方角も動いていて月明かりの影が違うほうから伸びていました。
月の明るさって時間によって違って見えるのでしょうか・・・日付が変わって見た月はいっそう輝いて見えました。

・・・と何気なく、夜遅くまで起きていると 書いていますが。

実は新刊の本の仕事が佳境です。

もうすぐ印刷所に原稿を入れる「入稿」の日が迫っているのです。

この数日はかかりきりになっています。


でもどういうわけか、そういうときに限って、料理の品数をたくさん作って食べたくなるのですから不思議ですね。

といっても、シンプルな料理とも呼べないものなのですが。

今日は地元の農家の方の野菜の販売車から買った、ほうれん草とブロッコリー、にらを使って、野菜をたっぷりの食卓となりました。

身体が疲れているときは野菜は勢いを食べること。 土から生まれた野菜は土から生まれて器に盛ると本当に嬉しそうに見えます。野菜の表情を生かして最小限の調理をすること・・・これは器を通じて学んだことの一つです。


さて、もう一度。本のほうですが・・・

「もうすぐですね」とか「楽しみです」と声をかけてくださる方がいて 本当に嬉しく思っています。

出版記念の会や、出版記念の展覧会など、進めていますので またお知らせします。

明日も一日、本の仕事をして過ごします。

今晩もまた・・・睡魔と闘いながらの時間が始まります(試験勉強を思い出すなぁ・・)


NEARでは11月6日(金)より 村上躍さんのポット展が始まります。

躍さんのポットが50個届いたようです。

圧巻でしょうね・・・

初日には躍さんも鎌倉へいらしてくださるようです。

どうぞ皆さま お出かけください。