寂しさと、晴れ間に感じた「かわいい」という言葉に
23日の祝日まで行っていた長崎・諫早のオレンジスパイス「ごはんのうつわ展2009」が終了しました。
お出かけいただいた皆様 有難うございました。
展覧会とは、会期を設けて行うものですから、そこにしか生まれてこない時間、空間があり、集う人とモノ・・があり、出会いがあり・・と、本当に素晴らしいことだと思うのですが、
終わってしまうと、本当に寂しさも感じるんですね。
ずっと観ていたかった映画のようで。
でも、また、次の出会いがあると思えることを信じたいと。展覧会が終わると、いつもそんな思いでいます。
オレンジスパイスの皆様 お世話になりました。有難うございました。
さて、鎌倉は・・朝までの雨が上がって、晴れ間が見えてきました。
朝の光で、石田誠さんの器たちを見ていると、写真が撮りたくなったので、撮影を。
光が揺れて器に影をつくります。
朝一番に訪ねてきてくださった男性に、「石田さんの器は・・・」と少しばかりお話させていただいて、
器を包み、見送ったところです。
世の中に「かわいい」という言葉があふれていますが、この「かわいい」という言葉は、本当は乱発するものではなくて、ここぞ、というときに使いたいと思っています。人生の半分はとっくに生きただろうな、と思う歳になって緊張して使いたい言葉の一つです。
石田誠さんの器は「かわいい」と、あえて、そう言いたいなと思います。
悲しいことも苦しいことも、一回りもふたまわりもして・・・。
きのう、うつわ祥見のホームページに、新刊の本の表紙を初めて UPしました。
『器、この、名もなきもの』 里文出版より 12月12日発売となります。
翌日の12月13日に 出版記念のごはんの会を 鎌倉・小町通りのなると屋+典座で行います。
「イチカワくん、この時期に貸切なんて 無理でしょう?」
「いや、いいですよ」とイチカワ君。
素晴らしい。
なると屋+典座の貸切は『セツローさん』の出版記念以来でしょうか・・・・思い出しました・・・イチカワ君と作った『やさしい野菜やさしい器』もやりましたね。
でも、本当に久しぶりで、嬉しいです。
もし良かったら、ご参加ください。 予約制です。下記の通り、お申し込みください。
出版記念のごはんの会のお知らせ
日時 12月13日 日曜日
なると屋+典座
18時30分開場 19時スタート
会費 3150円 特別メニューとワンドリンク付
ご参加の申し込み web☆utsuwa-shoken.comまで。 ☆を@に変えて送信ください。