セツローさん展 椅子展によせて
onariNEARでは セツローさん展 椅子展が始まっています。
NEARのテーブルに並べられたセツローさんのかんざしや、バターナイフなどの作品を
手にとり、手に包みますと、初めてセツローさんの作品に出合ったときと同じように
こみあげてくるものがあります。
人は、モノというもの言わぬものから、しみじみと何かを感じることができる・・・
そのことを、セツローさんの作品たちから 改めて教えていただいているような気持ちがいたします。
壁に飾ったセツローさんのスケッチも、何気なくて静かで、語りかけてくるものがあります。
ぜひ、この機会にお出かけになり、セツローさんの作品たちを、ゆっくりご覧ください。
椅子は、うつわ祥見の空間でも馴染み深い、イギリスのアンティークのものです。
一口で100年と言いますけれど、
この椅子たちと一緒にいて感じる あたたかさや、安らぎや、満ち足りた気持ちは
いったい何でしょうか。
家具は人と暮らす「家の道具」なんですね。
その道具は、食の道具としての器と同じように、
ひとのそばにあるもの、だと思います。
そんな堅牢で余計なものがなく、気持ちがいい椅子たちを、信頼して、日々、一緒にいて「親しみ」を感じながら 暮らしたいと思います。
セツローさん展、椅子展は1月31日まで
どうぞお出かけください。