TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

 言葉と一日。

毎日 寒いですね。

皆さん お元気でしょうか。


わたしはここのところ、展覧会のための準備をしています。

今日も、DMのために ふたつの文章を書きました。


DMのために 言葉を書くことは、DMぜんたいのイメージを高めていくことから始めます。

小さな紙ですけれど、ほかの誰でもなく、自分自身を納得して「行き着く」ものへ完成度を高めていきます。


何を大げさな・・・と思われるかもしれませんが、
その作業へかける頭の使い方は、一冊の本を作ることと何ら変わりがありません。

初めて書いた『うつわ日和。』は、特にそうですけれど、

前半は特に、器の写真と「言葉」の本なんですね、あの本のつくりは。


『器、この、名もなきもの』を読んだ方から「強い詩を読んでいるように感じた」と言われました。

そうかもしれない、と思います。

この新刊は、大変我儘な、器への恋文=ポエム を綴った本なのかもしれません。


ときどき、どうしてこんなにも器を愛しているのだろう・・と思うことがあります。

おそらく、本当に、理由なんてないのでしょう。


今日はそんなわけで、このあとの展覧会の葉書に掲載する「言葉」を書いて一日が終ろうとしています。

葉書に「言葉」を書くかどうか、書かないで成立するものを作ることも、もちろんあります。1月29日から始まる村田森さんの個展DMがそろそろ皆さんのもとへ届いたころと思いますが、この葉書には写真面に一言「村田森の仕事。」とのみ入れました。その葉書には、その強い言葉一言で十分なのですね。


今日書いた言葉は、いずれ、また完成した葉書となって 皆さんの手もとへ届くと思います。

「あ、このこと言っていたのかも・・」なんて 思ってくださったら 嬉しいです。

では おやすみなさい。よい夢を。


明日は一日、器の撮影をいたします。


NEARのセツローさん展、椅子展 ほっとする空間になっています。

ぜひお出かけください。