TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

 京都で

旅先では 鎌倉を離れて 別の時間を ふだん会えない人と過ごします。

旅の時間は 日々の生活を送るうえで とても役立っています。それはすぐにあらわれる「効用」ではなくても
じんわりと効いてくる「漢方薬」のように こころとからだの両方によい作用を施してくれる。

高知では牧野植物園での打ち合わせ。

その後、夜は 美術家の松林誠さんと食事をしながら打ち合わせ。

翌日 昼の飛行機で 高知から大阪伊丹空港へ。55分はあっという間でした。

伊丹からバスで京都へ。

いままで電車を乗り継いで京都入りしていたので このパスルートは楽ですね。所要時間こちらも50分程度(ふだん鎌倉から羽田空港まで利用するリムジンバスと同じ時間の感覚で、こちらもとてもスムーズ)

京都のホテルでユミさんと会い、恵文社の搬入までの間 次回の本の打ち合わせ。
ユミさんはその日の朝の便で高知から京都入り。祇園で買ってきたどら焼きをいただく。

御所近くの宿泊先から恵文社までふたりでタクシーで移動 意外と近く驚く。

恵文社のギャラリーアンフェールで

壁使いをしましょうよ、と提案すると「うんうん」とユミさん自身が とんかちとんかち・・・白壁に釘をうち始める。

恵文社のスタッフの方とも何度も展覧会でお世話になっているので 
とてもリラックスした和やかな雰囲気で 飾りつけも終了。
(いつもは搬入が夜遅くまでかかり、ほとんど夕食にありつけないのですが、
この夜は22時前に終わったので ちゃんとご飯を食べられて良かったです)




そして翌日。

ユミさんは朝から展覧会在廊のため 恵文社へ。

わたしは村田森さん、ふさ子さんと一緒に森さんお勧めの蕎麦屋さんへ。



そばがき、玉子焼き、板わさなどをつまみ、器の話を。

その後、河原町の「六曜社」でドーナツとコーヒーを。

(なんだ 食べてばっかり!と思うでしょうが、ほんとうにその通りです)

森さんとは来年の展覧会についての打ちあわせ、新しい窯の話など、充実の話をゆっくりと。

森さんの車で夕方 恵文社まで送っていただき ユミさんと合流し、この日の19時からのトークイベントの打ち合わせ。

トークイベントでは平日の雨の夜にも関わらず 大変多くの方にお出かけいただきまして。

『根のある暮らし ときどぎ旅人』をテーマにほぼ2時間近く 様々な話をさせてもらいました。

三重県から、大阪からの参加者の方も多く、
また『種まきノート』を実際に読んでくださった方の声を直接聞くことができて
 ユミさんもわたしも感じるものがあり、大変濃厚な時間を過ごせました。
お出かけいただいた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

トークイベントのあとは、またユミさんと居酒屋で 玉子焼き(明太子入り)、さば寿司などを食べ、

ホテル近くの「ガスト」で「ぬるーいカフェオレ」(フリードリンクで一杯しか飲まないわたしたちにとっては300円でも高い)を飲み、解散。

翌日はユミさんと河原町界隈を散歩。 どういうわけか、わたしはユミさんの写真を撮るのが好きなので

「はい、ユミさん ここで写真撮りましょう」とパチパチ・・・

ユミさんIN京都 お散歩写真です。
 


とくに今回は「箒やたわしを売っている老舗」のお店が素晴らしかった。プロの仕事、ここにありでした。

えっちゃんと自分用にたわしを購入、

ユミさんは大きなブラシを買いましたよ。


午後別れて 古本屋など一人でのぞき 新幹線で帰ってきました。

鎌倉に戻って車で海岸線を走り、NEARに顔を出すと 5月1日からの「NEAR一周年記念展」の出展の吉田さんの器がカウンターに。

お礼をお伝えすると「明日だと車が動かなくてたどり着けないと思ったので」と携帯口で吉田さんが言われる。

そうでした・・そうでしたね・・明日からG.Wなのだった・・とのんびりしたことを 旅の時間の延長の「アタマ」で考えたのでした。


○「早川ユミ  旅びとの服、暮らしの服」は恵文社 ギャラリーアンフェールにて
4/27(火)〜5/10(月)最終日は18:00まで

http://d.hatena.ne.jp/keibunsha2/20100427

○ NEAR 「小野哲平 鉄化粧の器展」は4月30日まで。

○ NEAR一周年記念展「器、そばにあるもの。」展は5月1日〜5月19日まで

○ 『器、この、名もなきもの』出版記念「日々を愛する器展」は 北の住まい設計社 名古屋店にて 5月1日より始まります。


どうぞ皆さま お出かけください。