TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

展覧会終了の寂しさと、お手紙と、マイルス・ディビス、植草甚一。

19日までのonariNEAR一周年記念展が、
そして20日にはうつわ祥見「小山乃文彦 陶展」が終了しました。

お出かけいただいた皆様 ありがとうございました。


展覧会が終わるときはいつも、一抹の寂しさを覚えます。

故郷の、小さな映画館で上映が終わった映画のポスターが剥がされたような・・・そんな感傷的なイメージです。

小山さんの展覧会では、遠方から訪ねてくださった方が多く、大変嬉しく思いました。


昼間、窓側の机の前に座っていると、外の階段をタッタッ・・とリズムよく上がってくる音がします。

「あ、郵便屋さん・・」と気づいて ポストをのぞきに行くと、

今回の展覧会で 北海道から来てくださった方からのお葉書でした。

やさしい字で「札幌での再会を楽しみにお待ちしています」と書いてありました。

本当に。またお会いするのを わたしも楽しみにしています。



先日も、京都の恵文社で行った早川ユミさんとのトークイベントに参加くださった方から
心がこもった 大変嬉しいお手紙をいただきました。


この日記は、限られた方がご覧になっていると信じて書いているものですが、

少々甘えて書きますと、

時折いただく、こうしたお手紙に本当に励まされます。

本当にありがとうございます。


今日は6月の展覧会「夏の日。茶漬碗展」のことをうつわ祥見のホームページにUPしました。

DMをお送りしている皆さんのもとへ案内の葉書が届いた頃かと思います。


葉書の写真は尾形アツシさんの粉引き茶碗です。

この展覧会について、そして、続くうつわ祥見での「吉田直嗣展」については近日また書きます。


明日はイチカワヨウスケ君の新刊本と、早川ユミさんの新刊本 二つの本の打ち合わせをそれぞれ出版社の方と。

明後日は雑誌の取材などを鎌倉で。

そして 23日日曜日は いよいよ心待ちにしていた「器の同窓会」です。

わたしの持っていく器もほぼ決まりました。

皆さんの、器との再会が楽しみです。


今日の読書は植草甚一『いつも夢中になったり飽きてしまったり』(番町書房)1975年刊行。
モダンジャズと映画の記述を読んでいたら、マイルス・ディビスをむしょうに聴きたくなりました。
この本の「あとがき」最高にいいです。名人だなぁ・・さすが。

では 皆様、おやすみなさい。


明日は気温も上がって暑いようですね。


生きていますと、いろいろありますが、器と気分よく、こころ愉しく お過ごしください。