吉田直嗣展
6月12日 吉田直嗣展が始まりました。
白磁の白と鉄釉の黒の、白と黒の世界です。
いつもと違う うつわ祥見の空間となりました。
前回の日記にも書きましたが、
吉田さんの器の魅力は「情熱的に使いたいと思わせる器」とでもいうのでしょうか。
訪れてくださった皆さんと 器を手に包み
この白い器に何を盛ろう、この黒い器にあれを盛りたい、こうして食べたいと 自然にそういう会話になります。
器は「使える器」かどうか・・・。
器としての技量は このきわめて明確な問いに集約されますが、
その「当たり前」のことが難しいのです。
碗のかたちも、皿のさりげなさも、鉢の滑らかな質感も、「上質な」とはこのことを言うのかもしれません。
「白と黒」という モノトーンの器が いつまで見ていても飽きることのない顔をしていることに驚きます。
吉田直嗣展 うつわ祥見は会期中は無休です。
6月12日(土)〜6月18日(金) 11:00〜17:00
ぜひお出かけになり、ご覧ください。