朗らかな明日に
こんにちは。
京都から戻り、NEARの巳亦敬一硝子のうつわ展に在店したり、東京での打合せなどを行っていました。
先日あるコラムの原稿を書き上げまして、器への偏愛的な想いを文章にしたのですが
最後の数行に「それは朗らかな、こころ愉しい日々である」と結ぶと、なんというか、すぅーとしたんですね。
少し前ですけれど、ある方が「ショウケンさんて朗らかな人ですね」と友人が言っていましたよ・・とお聞きし、
「それは嬉しいですね。朗らかであることは今年のわたしのテーマですから」と咄嗟に答えたのですが、
今年のテーマというより、もっと大きなテーマですよね・・朗らかであることは。
歳を重ねるうちに、日本の落語は凄いなぁと思うのですけれど、
深刻な話ほど、どこかにユーモアがあって明るいんですね。
器にも同じようなところがあって、どんなに出来栄えのよいものでも、
辛気臭いものはやっぱり一緒にいても気分がよろしくない。
朗らかで飄々としていて、どこかに風が吹いているような軽やかさが大切なんですね。
よい器と暮らすことは、「晴れやかな気持ち」を、持続させる「コツ」かな、と思います。
明日起こることを信じられるかどうかで、明日起こることも違ってくる・・・。
お向かいの「くろぬま」さんの店に揺れる「花火」の垂れ幕っていうのかしら、
風にたなびく姿を見ていると、そんなふうに思えてくるんですね。
NEARにいて、いま、この文章を書いていますが、その間にも、「花火」はゆらゆら揺れて 実にいい感じです。
愚鈍でもいいのです。
朗らかな明日を、信じたいと、今日のわたしは思うのです。
以前少しだけお伝えしましたが、
NEARでは 8月にバータイム 21時まで オープンします。
8月14日と15日の二日間です。
お勧めの「黒ビール」と、お手製のピクルスで NEARで器と過ごす夜の時間。
またくわしくはご案内します。
前回の日記で「晴れ女」だなんて能天気なことを書きました。
各地で豪雨の被害が出ています。
集中豪雨の被害は想像を超えています。
被害のあった地域のみなさま こころよりお見舞い申し上げます。
早くふだんの生活に戻られますよう お祈りします。
○「うつわハートフル展」IN京都 開催中です。
7月10日(土)〜7月23日(金) 会期中無休
出展作家
陶:石田誠 尾形アツシ 小野哲平 小山乃文彦 村田森 横山拓也 吉岡萬理 吉田直嗣
ガラス:巳亦敬一
漆:矢澤寛彰
恵文社ホームページは→こちら
○「巳亦敬一硝子のうつわ展」鎌倉駅そばの常設の空間 onariNEARにて開催中です。
会期 2010年7月9日〜7月31日 12:00〜19:00 会期中木曜休