「本気の花火」に反省した話です
皆様、こんばんわ。
今日も列島各地で猛暑日でしたね。
鎌倉でも外を歩いていると、熱風を全身で受けて前に進まない感覚さえあります。
そんななか onariNEARで開催中の「白と影と展」にお出かけいたたいた皆さま ありがとうございます。
「話したいことがたくさんあるので、今夜はこのへんで 明日につづく・・・」で終わったきのうの日記でしたが、
いろいろ手違いがありまして(!) 今日は書けませんで、「あさってにつづく」になってしまいました。
今夜は 少しだけ。
最近大いに反省した話を・・・
この日記を熱心に読んでくださっている方のなかにはお馴染みの、
何度か触れている「お向かいのくろぬまさん」の「花火の垂れ幕」の話です。
先日のNEARのバータイム(21時まで営業) で お向かいのくろぬまさんに無理を聞いていただいて、いつもより長く開けていただいたのですが、
途中でお財布を持って、「買い物、買い物」とくろぬまさんに入り、
店内に売っている花火に感動したという話です。
なぜ反省したか言えば、
「花火」といえば、季節ものの商品でスーパーなどでも売っていますね・・・ビニールに入れられて「花火セット」として売っている「花火」しかわたしのなかには「花火」のイメージがなかったのですが、そのイメージがなんて貧弱であったか・・ということを思い知ったのです。
くろぬまさんの花火はまったく違いました。
打ち上げ花火、手に持つ花火(そう言うのでしょうか)・・・
そこに一つひとつの「顔」を見せて売られている花火は
「ビニールに入れられてセットにして売られている花火と一緒にしてもらっちゃ困るよ」という顔をしていました。
それらの花火が、ほんまもんの花火であることは、
「花火しろうと」のわたしにもすぐ理解できました。
迫力が違いました。「ビニールにセットに売られている花火」なんて、ここに売っている花火に比べたら、花火と呼んではいけないのかもしれません。
(そういうことが よくありますよね。例えがすぐに浮かばないけれど・・・器もそうだと乱暴に言えば言えるかもしれませんが)
毎日のように、風にゆれる「花火の垂れ幕が素晴らしい」と感動していながら、この「ほんまもんの花火」をちゃんと見てこなかった。
あの垂れ幕はほんまもんだった、ということに そのとき「はっと」気が付いたんですね。
そして、深く反省したのです。
そして・・・さらに、お向かいのくろぬまさんを、もっと好きになりました。
頑固とか、真紅の太陽とか・・・いったいどんな打ち上げなんでしょう。
とにかく持ち手が長くて立派です。色も綺麗ですね。
そう意識してみますと、「伝統」の文字が 見事に映えていますね・・・
よく聞くと、日本製の職人さんの手によるものも売られているそうです。
感動の気持ちのまま、その日はバラでいろいろ選んだ花火を買いました。
打ち上げ花火は恐いので、手に持つ花火を数種類買ったのですが、
バータイムの最後にいらした方におみやげに差し上げました。
その方がいらした時間にはくろぬまさんは閉店していたので。
千葉から一人でいらした男性の方でしたが、
わたしから半ば強引に「おみやげ」にされた花火を入れて(ということはリュックから花火の長い持ち手の部分を出して)お帰りになりました。
ちょっと強引だったかなぁ・・とまた反省しています。
あの花火、どうされたかしら・・・。
ということで、この夏、本気で花火をしたい方、ぜひくろぬまさんへお越しください。
わたしもこの夏、もう一度、好きな花火を選んで買って、この猛暑の夏の記念に楽しみたいと思います。
今日は器の話はお休みでしたが、
「本気は絶対に人に感動を与える」ことを体験し、大いに反省した話となりました。
こういう話、きっと、萬理さんならわかってくださるだろうなぁ・・・。
おやすみさない。