TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

  樹と言葉展 週末のイベント 特別な2日間


おはようございます。

今日の鎌倉は、光が降り注ぐような秋晴れの天気となりました。

「須田二郎 木のうつわ展」の最終日です。


高知・牧野植物園で行われている「樹と言葉展」ではこの週末 さまざまなイベントが行われます。

「樹と言葉展」の展示と合わせて ご紹介します。


「樹と言葉展」第一会場では、「樹と出会う言葉」として静けさのなかに言葉が立ち上がってくる展示がされています。



細野晴臣さん、大貫妙子さん、いしいしんじさんの書き下ろしの言葉もここに展示されています。


今回は展示会場内でも、ごくわすがですが、樹にまつわる本を展示しています。

その多くの表紙を見ているだけで(実際に展示できているのは書物のごくごく一部です)、
人がいかにこれまで樹にかかわり、樹を慈しみともに生きてきたのかを感じさせてくれます。

今週末には、「樹と言葉展」の関連イベントが行われます。

11月6日には、京都の人気書店「恵文社」のブックカフェが開店します。

今回は、樹をテーマにセレクトした和書を中心に、秋の植物園で ゆっくりと本に出会ってもらうという趣向です。

店長の堀部さんが来てくださり、ディスプレイなども堀部さん自身がしてくださるので、とても楽しみです。

また恵文社のオリジナルグッズも販売があります。

わたし自身、京都での展覧会はすべて 恵文社一乗寺店でさせていただいており、大好きな本屋さんです。

本好きにはたまらない、独特の匂いが立ち込めて 何時間でも本の世界に浸っていられるのです。

朝一番から本に慣れ親しんでいるお客さんの姿が見える本屋さん・・・。展覧会で開店後すぐに店に出かけていつも思うくらい。

電子書籍がどんなに主流になっても、この本屋を愛して止まない人々が ずっと通いつめるだろうなぁといつも思います。

そして翌日の11月7日には、高知県在住の松林誠さんの画を書くワークショップや、

松浦弥太郎さんのトークイベントがあります。


本展のために、初めて「ものかだり」の創作に取り組んでくれたの文筆家の松浦弥太郎さん。



松浦さんの口から「少年と樹のものがたりを書こうと思うのです」と聞いてからしばらくして、
展示空間に高知在住の版画家・松林誠さんが画を描いてくださることに・・。
打ち合わせは植物園に気持ちのよい風が吹く5月に行われ、
会場の中心に、温もりのある小さな小屋が制作されることになったのです。

第二会場で実現したお二人のコラボレーションは訪れる方へのあたたかな贈り物になっています。

トークイベントで、お二人には「書くこと、描くこと」をテーマにお話していただく。



制作秘話はもちろんのこと、どんな話を伺えるのかとても楽しみです。


そのほか、会場前のデッキスペースでは、「秋風食堂」が開店します。

高知の美味しいお店がたくさん出店されます。

ゆっくりと、樹と言葉展をご覧いただきながら 参加いただける 特別な2日間。

ぜひゆっくりとお出かけください。

松浦さん、松林さんのイベントは事前に整理券をお配りします。参加いただける定員がありますので ご注意ください。


くわしくは、牧野植物園のホームページをご覧ください。

http://www.makino.or.jp/


「樹と言葉展」特設ブログもあわせてご覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/tomitaro150/


それから、関連してお知らせです。

11月8日月曜日 NHKラジオの夕方の番組にお邪魔して お話させていただくことになりました。

ラジオ第一放送の「私も一言!夕方ニュース」です。
この中に「ここに注目!」というインタビューコーナーがあり、午後6時半頃から15分ほどの放送だそうです。

全国放送だそうです。

「深まる秋 森との対話」というテーマで、「樹と言葉展」のエピソードを含めてお話します。

先日、松浦弥太郎さんと高知でご一緒したときに、ラジオの話になり、

NHKラジオの「ラジオ深夜便」を聴かれることがあり、自身もゲストで呼ばれたときに、

NHKラジオのスタジオが、まるで小学校の放送室みたいに小さくて木に囲まれていて とても居心地がよくて素敵だという話を伺って、ぜひ行ってみたいなぁ・・と思っていたところだったので、とても嬉しいのです。

ラジオは声の文化ですよね。

人間の体温が感じられる「ラジオ」というメディアは、
本と同じように大切で、ずっとそのままでいて欲しいと願うものです。

今日はお知らせが多くなりました。

では今日も一日、健やかに、器とともにお過ごしください。