TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

 幸せの連鎖 「うつわハートフル展」

こんばんわ。

晴れて暖かなお天気と思っていたら 午後から急に寒く冷たい雨になりました。

明日は12月並みの寒い一日になるそうですね。

体調を崩し勝ちな気温の変化、どうぞお気をつけてお過ごしください。


さて、きのうお伝えしたように、
長崎・諫早のオレンジスパイスで開催中の「うつわハートフル展」について
書こうと思い、その前にメールをチェックしましたら
オレンジスパイスの代表の平湯さんからメールが届いていました。

平湯さん。実はきのうご紹介した「人がちゃんといるお店」を作り上げているご本人です。

平湯さんと初めてお会いしたのは京都の恵文社で「セツローさん展」を行ったときでした。

中国へ嫁がれる若いスタッフのために、セツローさんのかんざしを求められたように記憶しています。

そのときには名刺を交換するくらいでご挨拶をさせていただいたのですが、

その数年後か、一年後か、東京・馬喰町のART&EATで行った器展にたまたまいらしたことで再会したのでした。

その両方のタイミングが、本当に 少しでも時間がずれていたら 直接お会いすることはなかった、
絶妙なタイミングで、いつもながら「出会い」というものはあるのだなぁと実感します。


写真は初日に行われた話会の様子です。皆さま、熱心に聴いてくださってます。

平湯さんはいつも、明るくていつも前向き。気持ちのよい澄んだ言葉であたたかなメールをくださいます。

わたしが器たちがオレンジスパイスにいて「安心して嬉しそう」に感じるのは、
平湯さんを始めとするスタッフの皆さんの人柄によるものです。

その平湯さんのメールを紹介させてください。

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祥見さま

お世話になります。
うつわハートフル展3日目が
終ろうとしています。
今日は 京都からのお問い合わせの電話から
スタートでした。
石田さんの南蛮焼締めがないかの内容でした。
続いて 福岡から電車で来られて
歩いて、道に迷ってらっしゃるからの電話・・・。
哲平さんのうつわ・森さんのうつわ
尾形さんの鉢・巳亦さんのガラス
石田さんのお皿・・・たくさん選んでいただきました。
話をすると 福岡の大橋の悠遊さんの
村田森さんの展示会で一目惚れからはじまり
梅屋さんで 哲平さんを知り
祥見さんの本でうつわの楽しさを知ったと
言われてました。
森さんの急須が
たまらなく愛らしく「葉を入れるところが小さくて こんなちっちゃなスプーンで
いれるんだけどね・・いいんですよ・・」
「うんうん・・そうなんですね」
聞いているこちらまで嬉しさが伝わってきて
帰られるころには cafeのスタッフ 色葉のスタッフまで
話が伝わって どのフロアーでもスタッフ深々と
頭をさげてました。笑。
帰りも タクシーでしたが
最後に振り返り
「来年は 迷わず歩いてきます・・」
「えっ・・来年も歩かずタクシーできてください」と
慌ててお伝えしたものの
「来年」って みなさんあたりまえに言われるのは
ありがたいことですが・・笑。

こんな 一日のスタートでした。
そして ハートフル日記はじめてみました。

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平湯さんの「うつわハートフル日記」 ぜひご覧ください。
搬入の様子から初日へも、丁寧に写真で伝えていらっしゃいます。


http://www.orange-spice.com/

平湯さんのあたたかな言葉を読み進めていくと
改めて、器って本当に素晴らしいなぁ・・と思うのですね。

 ・・・この、感じ、器を愛する皆さんならわかってくださると思います。

なんといっても、幸せなのです、関わってくださる皆さんが。伝える側も、訪ねてくださる方も。

だから、本当に素晴らしい出会いが生まれてくる。

器を愛することは理屈ではないんだ、と。

そんなふうに思います。

きっと、うつわ祥見の強みはここにあると思います。(ついに言ってしまいますけれど)

作り手の皆さんの、厳しい仕事が集う場であり、器を愛する皆さんが集う場所である「展覧会」。

器の、幸せの連鎖・・などと言ったら、また「ショウケンさんは能天気だ」と叱られるかもしれませんが・・・。

でも幸せであることは嘘はないのですから、きっと間違っていないはず・・。

長崎・諫早「うつわハートフル展」は今月23日まで行っています。

若いスタッフの皆さんが作るカフェのご飯もぜひ。 

ゆっくりと器に会いにいらしてください。