うつわとともに。祥見知生のブログです。

 ご褒美のような10月に・・・ 下

 
こんばんわ。

「明日につづく」と書いてから、ほぼ26時間ほど、経ちました。

ややこしいのですが、「今日」も一日、朝から、時間との勝負のようなスケジュールでした。

午前中にまでに「写真を選ぶ仕事と、それに言葉を寄せる仕事」、
そしてデータを作成し、待ち合わせの時間までに都内へ・・・。
デザイナーさんと打ち合わせをし、
その合間に、いよいよ入稿が迫った早川ユミさんの原稿のチェック、
音楽ライブの打ち合わせ調整、そして電車移動・・・

最後は夜に、鎌倉で、別の約束の方と待ち合わせて食事をし・・・・。

そうこうしているうちに、一日終わってしまいました。

一日とは、どうしてこんなにも「短い」ものなのでしょうか。

さて、気をとりなおして、昨日のつづき です。


昨日、時間切れとなり、中断してしまったのですが、

私の誕生日のために作ってくださった歌を、ぜひ 紹介させてください。


君がここにいて、僕らに、器を選んでくれたら

               詩・曲 大社喜信


うらぷれたカフェでひとり、コーヒーをすする
カップとソーサー相手 話しかけてる
僕らの夢は いつも 移ろいやすく
誰もいない食卓に 取り残されてる


手にした陶器のぬくもりが
心のすき間を埋めてくれるかな?
君がここにいて
僕らに器を選んでくれたら


夜明けの青が 闇に にじんでいく頃
湯呑みも茶碗も箸も 青く染まってく


彼女は 闇に皿を放り投げてる
思い出が青く砕けて 降り積もってく
僕の心も ブルー


君は器を透かし 世界を見ている
彼らは 土に生命ら注ぎ込んでる
僕らは 食べて 生きて やがて朽ちてく
食べるために 器が 必要なのさ


青が光に変わり 夕日が落ちる頃
再び 僕らは 食卓に戻ろう


どうか 今宵の晩餐に
愛と秩序と豊かさを


君が選んだ器で
僕らを もう一度 つなげて欲しい


 


うつわ祥見10年を前にして、ご褒美をいただいたような気持ち・・・・と、私がそう感じたのは、
この歌が、器というものの姿を的確に表現してくださっていたからです。


それで・・・なんと言ったら わかっていただけるでしょうか・・

難しいのですが、

この日記を読んでくださっている方に、紹介したかったのです。
素直に、そう思えることが、なんだか、子供のように感じられることが
いまの私の幸せ、つまり、器を通じて出会えた人々を信じられることの幸せではないかと思います。

鎌倉の誕生日の会を 大社さんご夫婦とともに企画してくれた COBAKABA食堂のウッポン君とスタッフの方、じゅんさん、そして駆けつけてくれたパラダイスアレイのジュンペイ君、心地のよい場所で最後にお花をプレゼントしてくれた大町BUREのノザワ君。ありがとう。

そして、ツイッターの向こう側にいて、私の言葉に 耳を傾けてくれている皆さん

うつわ祥見の展覧会を楽しみにしてくださっている皆さん

感謝の気持ちでいっぱいです。

いつも どんなに 励まされていることでしょう。


最後に、

カメラマンの大社優子さんが、私の大好きな御成通りで 撮影してくれた 写真を一枚。別冊サライの取材時のときのものです。

いままで、できる限り、自分の写真はこういう場にUPしてこなかったのですが、

素の私が 無邪気に恥ずかしいくらいにあらわれていて ちょっと驚いたのです。

こんな顔を撮ってくださった大社さんと、改めて・・・そして、
この日記を読んでくださっている皆さんに感謝をこめて

ありがとうございます。


器とともに これからも。

朗らかに・・・。

絶望はどの時代にもありますね。
人の歴史はいつも、絶望と隣り合わせだったのではないか・・と思います。
現代にともに生きるわたしたちは、何を頼りに 生きていけば よいのでしょうか。

ありていですが、
私は「信ずる」という無欲な心なのではないかと 思っています。

何か見返りを期待するのではないこと。無欲であること。

ただ信ずること。

悲しみに 絶望に 世の中が 満たされても
きっと、最期まで 朗らかであることを守り、
生きていける「明日」がありますように。

そう、願うこと。

愚かであること。

でも、生きていくのは悪くないよ・・・まんざらではないよ・・・と、笑って、伝えられる人間でありたい。

この10月(まだ終わっていないけれど)を忘れないでいたい。そう思います。

ありがとうございます。

来年の展覧会スケジュールの詳細を、いま 組み立てています。

うつわ祥見10周年の年、特別な一年となります。

様々な特別な展覧会、イベントを計画しています。

11月には、京都と長崎で TABERU展が開催されます。

鎌倉では、NEARで 小山乃文彦さんの粉引き展、

うつわ祥見プライベートギャラリーで 須田二郎さんの木のうつわ展が行われます。

盛りだくさんの11月。またここで、お伝えしていきたいと思います。

くわしくは、うつわ祥見のホームページをご覧ください。

どこかで、皆さんと お会いできますように。