「LIVE 器と料理 to eat is to live」展 へのお誘い
こんにちは。
新年早々、驚くようなニュースも飛び込んできます。
はじまりがあれば終わりがあり、転換期もございます。
でも何かの一歩が、新しく、素晴らしい何かを運んできてくれることは疑いようのないことですね。
私にとっては、昨年上梓した一冊が、確実に新しい何かへの一歩となり、素晴らしいご縁を結んでくれました。今日は、その、多くの芸術と庭園の美しい素晴らしい場所で行う展覧会へお誘いさせてください。
今週末より「LIVE 器と料理 to eat is to live」展が静岡県三島にある「クレマチスの丘」において始まります。会場はクレマチスの丘のエントランスを入ってすぐの日本料理のお店の一階 富士山茶屋のスペース。器と写真の展示のほか、料理教室やうつわ講座、本展を記念して特別に音楽家・大貫妙子さんとのトークイベントなどが行われます。
『LIVE 器と料理 to eat is to live』は昨年4月に刊行された書籍。企画・編集・プロデュースを務めました。写真の木村文吾さんもコメントされていますが、年を超して出版記念イベントを開催していだたけるなんて、なんて幸福な本だろうと思います。
2011年の震災後に、自らできることをしよう、と立ち上げ、多くの皆様の協力のもとに完成し、器と料理、そのどちらも主役にした「はじめての器と料理の本」として書店のご担当者も含めて評価を頂いた一冊。もともと刷りも少ない限定本でしたので、いまではなかなか手に入らない一冊になった感があります。
to eat is to live 食べることは生きること、副題となったこの言葉については、自ら米つくりを実践されている音楽家の大貫さんとゆっくり話を伺いたいと思っています。2月13日開催、ただいま予約を受付ています。
さて、1月16日のオープニングイベントには、吉田直嗣さん、吉村和美さんも揃って出席されるので、おふたりからは器の興味深い話もしていただこうと思います。撮影に使われた器ともに、三人の新作の器が展示販売されます。もちろん、書籍もこの機会に手にしていただけます。
初日午後17時から行われるオープニングイベントに皆様をお誘いしたいと思うのは、わたしたちプロジェクトメンバーだけではなく、この本のプリンティングディレクターを務めてくださった熊倉桂三氏に御登壇いただき、お話をお伺いする貴重な機会だからです。
熊倉さんは故亀倉雄策氏、故田中一光氏、永井一正氏、勝井三雄氏、浅葉克己氏等グラフィックデザイナーや、故並河萬里氏、石元泰博氏、十文字美信氏、白鳥真太郎氏等フォトグラファーなど、多くのクリエイターとともに共同作業で作品を生み出してきた方です。写真、デザイン、印刷、本つくり、あらゆる表現の「美しい」ということについて興味のある皆さんに聴いていただきたいお話になると思います。私も、いまから、わくわくしております。
考えてみますと、静岡でのイベントは2006年の『やさしい野菜やさしい器』(ラトルズ刊)の出版記念の会を沼津でさせて頂いた以来なので、ずいぶん久しぶりです。ふだんお目にかかることの少ない静岡県周辺の皆様にこの機会にお会いできたら嬉しく思います。
電車の方も、トークイベント終了後には美術館から駅まで移動ができるそうです。ご予約・お問い合わせはクレマチスの丘 コミニケーションセンターまで。
当日のご参加ももちろん大丈夫です。
美術館や庭園、クレマチスの丘での時間を楽しまれてください。
ぜひ足を運ばれてください。
クレマチスの丘コミュニケーションセンター
TEL 055-989-8785(水曜定休)
クレマチスの丘についてはこちらをご覧ください。
http://www.clematis-no-oka.co.jp/about/index.html
LIVE 器と料理 to eat is to live展
期 間 2016年1月16日(土)―2016年2月29日(月)
定休日 水曜日(祝日の場合は翌日休)
会 場 クレマチスの丘 富士山茶屋(日本料理 tessen 1階)
時 間 11:00-17:00
書籍『LIVE 器と料理 to eat is to live』
発行/青幻舎 発行年/ 2015年5月
器/亀田大介 吉田直嗣 吉村和美 料理/イチカワヨウスケ 写真/木村文吾
アートディレクター/中川優 コミュニケーションディレクター/三浦哲生
プロデュース&編集/祥見知生