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うつわとともに。祥見知生のブログです。

あ、いいなあ。 

こんにちは。

皆様、お元気でしょうか。

 

お盆やすみにご実家を訪ね、久方ぶりの水入らずの時間を過ごされている方も多いことでしょう。

それにしても、家族というものは、移り変わるものですね。

最初のかたちはどんどん変容していくのが普通です。

子の成長とともに、子が親になるのを、親は見守り続けるものですね。最近、早くに亡くなった祖母のことを考えます。私にとっては祖母ですが、母にとっては祖母は母であったことずいぶん時間が経って、やっと理解できたような気がしています。不思議ですね。

親子のかたちはそれぞれですが、その繰り返しで、家族という単位のありふれた、でもどこにも同じものはない、かけがえのない物語は連綿と続いてきたのではないでしょうか。そのことがいま、とても愛おしいのです。

 

さて、うつわの話をいたします。

 

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石田誠さんの紅毛手のうつわに夏野菜をのせて、昼食を作った時のことです。

みずみずしさを残して少しの熱で湯がいた野菜を青色のハットボウルにさっと手早く盛り付けて、テーブルに出してみると、なんていうのでしょう・・・

はっとするというよりも、少し穏やかな感覚で、

あ、いいなぁ、と思いました。

 

あ、いいなぁ。

 

この感じ。ちっとも大袈裟ではなくて、やわらかい感情なんですね。

 

息切れて頑張りすぎない、ふつうの感覚。

例えるなら、歩く速度の感覚、とでもいうのでしょうか。

 

人は頑張りすぎると、どこかに歪みが出てしまいます。

食事は毎日のことで、毎回手をかけるというより、

少しの工夫や心のあり方で、ずいぶん変わってくるものですね。

 

 

 

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改めて、この青のうつわは、素晴らしく気分が良いうつわでした。

あ、いいなあ・・・はこの先も、このうつわを使うたび、増えていくことでしょう。

 

さて、石田誠さんの紅毛手の魅力は、あたたかさと、ふつうさと。その気持ちの良さ。

そして、さすが、南蛮焼締を作り続けてきた方ならではと思うのですが、

この紅毛手のシリーズは土もののうつわとの相性が素晴らしくいいのです。

 

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鶴見宗次さんの手びねりのうつわと並べてみても互いを引き立てあっていることがわかります。この懐の深さがうつわの魅力をさらに増しています。

 

やがて季節は過ぎていきますが、生活のなかに美しいうつわを手に入れて、健やかにこの夏も過ごして行きたいものですね。

石田誠さんの紅毛手のシリーズは、一緒にいて気持ちが和らぎ、飽きることがなく付き合っていけるうつわです、うつわ祥見でずっと伝えていきたいと思います。

 

使ってみたいというお料理のお仕事をされている方がいらしたら、ぜひご相談ください。

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ただいま、国立新美術館SFTギャラリーでは「うつわ かたち展」を行っています。

今日ご紹介した石田誠さんの紅毛手のうつわもお手にとっていただけます。

22人の作り手のうつわをご覧ください。どうぞお出かけください。

 

「うつわ かたち展」

会場 国立新美術館地階 東京港区六本木7-22-2

会期 2016年6月29日(水)〜8月29日(月)

10時〜18時 (金曜〜20時) 火曜定休

 

 

ホームページでは、この後の展覧会情報を詳しくお伝えしています。

 

叢 器を纏う 東京
会期 2016年8月26日(金)~9月20日(火)
場所 CIBONE Aoyama

暮らしのなかの、うつわ かたち  札幌 
会期 2016年9月9日(金)~9月17日(土)
場所 Kita:Kara Gallery

村上躍ポット展 鎌倉
会期 2016年9月10日(土)~9月19日(月)
場所 utsuwa-shoken onari NEAR

『うつわ かたち』(ADP)刊行記念のトークイベントが行われます。

「 かたちの美しさをつくるもの 」
村上 躍(陶器作家)×祥見知生(著者)
■2016年8月28日(日) 14:00~16:00(開場 13:30~)
■開場:青山ブックセンター本店内・教室
■定員:50名様
■入場料:1,350円(税込)
■ご参加方法:ご予約は青山ブックセンターのオンラインや店頭のほか、うつわ祥見onariNEARにて承ります。

村上躍さんのポット展に先がけてのトークイベント、ぜひご参加ください。

 

 

 

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