TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

重ねて見せる、というリスペクト

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東京ミッドタウン DEAN&DELUCAで開催中の「はたらく器、おいしい皿。2016」が大変好評です。

連日、多くの皆様にお出かけいただいています。

ありがとうございます。

 

なかには、作家ものの器を初めて求めました、という方もいらして、

とても嬉しく思っています。

 

ご承知のように、DEAN&DELUCAは食のセレクトショップです。スタッフの皆さんは食を伝えるプロです。例えばワインやチーズ、オリーブオイル、トマトソース・・。作り手の顔が見え、誇らしくものつくりに励んでいる生産者の食べものの豊かさを自分の言葉で伝えようとされています。

本展は、今回で3回目の企画展になります。

この展覧会を訪れた方で、作家ものに詳しい方はディスプレイに驚かれるかもしれません。ここではあえて、器を重ねて、積み上げて展示しています。このディスプレイのコンセブトは、重ね、積むというリスペクトです。写真は初日の様子です。

これには理由があります。

ヒントとなったのは、DEAN&DELUCAのディスプレイ。「誇らしいものを誇らしく美しく見せる」という熱意を感じたのに他なりません。

器の作り手も同じように、誇らしく仕事をしていること、食べることを本気で考えること、そして家の中の器は必ず重ねて収納される「器」というものの誇らしさをそのままに見せる。そのことをディスプレイの要にいたしました。

あえて作家ごとに並べていないのは、作家名よりもむしろ、感じたものを大切に選んでいただきたいという願いも込めています。

もしかしたら大勢の力のある作家の皿を手に取り、これほど楽しく選べる機会は他にはないかもしれません。何しろ、お店の中には、美味しそうな食材も揃っているのです。ワインとチーズと一緒に美味しそうな器も選ぶ。そんな楽しさがここにはあります。

 

「はたらく器、おいしい皿。2016 」は残すところあと2日になりました。

10月20日(木) まで行っています。営業時間は11時〜21時です。

 

お見逃しなく、お出かけなり、ゆっくりご覧ください。

 

http://www.deandeluca.co.jp/utsuwa2016/index.html