京都へ。 そして『ほぼ日』のこと
今年もゴールデンウィークを迎えました。
みなさんは、この休日をどんなふうに過ごす予定ですか。
わたしは明日、
京都・恵文社で行う「器という手のしごと展」のため、京都入りです。
この器展は、いままでの展覧会と違い、会場が、ギャラリーではありません。
恵文社という本のセレクトショップの「生活館」という空間の店先にある小さな空間。
この「生活館」は、暮らしをテーマにした書籍を中心に、雑貨や台所道具、コーヒーなど、恵文社が提案する「暮らしのかたち」を伝えています。
「恵文社」と聞くと、何かの会社かしらん・・・と思われる方もいらっしゃると思います。わたしも最初はそうです。『やさしい野菜やさしい器』を一緒に作ったイチカワヨウスケ君に「京都にいい本屋さんがあるんですよ」と連れて行ってもらってからのお付き合い。
一言で、紹介すると、本好きにはたまらない「本屋さん」ということでしょうか。
すっかり、恵文社が好きになりました。これまで二度セツローさんの展覧会を開きましたが、展覧会期中、何時間いても、飽きないですし、新たな本の発見があって、楽しいこと楽しいこと。京都へ行ったら恵文社。最近では京都へ行くたびに、必ず訪れています(帰りは本を何冊も買うので荷物が重くなります)
平日でも、若い学生さんでしょうか、賑わっています。
「器という手のしごと展」では、恵文社に訪れる方に、「器」という手のしごとを紹介したいと思っています。
ふだん、手にしている「器」というものが、人の手と、土から生まれるということを、器から手から感じてほしいと願うものです。
どんな方が、どんなふうに、器を見てくださるのか、大変楽しみにしています。
器という手のしごと展は、5月1日〜15日まで。
恵文社 生活館ミニギャラリーで開催。
出展作家のみなさん
石田誠さん 尾形アツシさん 小山乃文彦さん 小野哲平さん
鶴見宗次さん 村田森さん 吉田直嗣さん
くわしくはうつわ祥見のホームページをご覧ください。
関西圏の方も、そのほかの皆様も、ぜひ、お出かけください。
それから、もうひとつ、お知らせです。
小野セツローさんの初めての作品集『セツローのものつくり』(アノニマスタジオ)について、糸井重里さんの「ほぼ日サイト」に文章を書きました。
「編集者は知っている」というコーナーです。
このページは、数ある書籍の中でも、これはと思う本を、その本を担当した編集者が熱く語るというもの。自分で書いてはなんですが、やはり「熱い」文章になりました。
(一応、冷静を保っているようにみせながら熱く書く。このへんが、サイトというものへの文章の書き方、というのでしょうか、紙媒体とは違うものですね。発見です!!)
ご存知の方も多いでしょうが、糸井さんの「ほぼ日」は、毎日更新するコンテンツが盛りだくさん。大変読み応えがあるサイトです。
本日29日のUPですので、明日になると、アーカイブで見ることができます。
『セツローのものつくり』のちょっとした制作エピソードなど、書いています。
・ほぼ日「編集者は知っている」掲載時URL
http://www.1101.com/editor/index.html
↓
・アーカイブになってからのURL
http://www.1101.com/editor/2008-04-29.html