TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

村田森さんの展覧会が始まりました。


6月は忙しくしています。

能登から戻り、一日、原稿書きをして、翌日は早朝、新幹線に乗って愛知へ。常滑の小山乃文彦さんの工房と、多治見の横山拓也さんの工房を訪ねてきました。

久々の常滑と、はじめての多治見。

一日でまわるのはもったいない充実した時間となりました。

また、その翌日は、6日からの村田森さんの個展の搬入。
働き者のえっちゃんは、てきばきと仕事をしてくれます。

無事に搬入が終り、

そして、今日、初日を迎えました。

11時には、京都から村田森さんも到着されました。

心配していたお天気も、梅雨はどこへやら???という快晴です。気持ちのよい風が吹いています。

村田さんの器は、染付け、白磁、粉引き、引き出し黒・・・と、見ごたえ充分で、訪れてくださった皆さんのこころをとらえています。

染付けも、白磁も、薪窯のものが、ほんとうによいですね。

しのぎの具合も、絵の筆使いも、なんでもないそば猪口のラインも・・・。この多彩な才能はどうしたことでしょう。

そして、村田森さんには、ユーモアがあります。
だから、片意地はらずに、のびのびと、器をつくっていらっしゃる。厭味がなくて、誰もがすっと手が伸びる。器にとって、何よりも大切なことが備わっているのです。

作り手が、楽しんで、そして、全力で作った展覧会の器たち。

こういう器たちと、出会う場、なんですね、展覧会というものは。

みなさま、どうぞお出かけください。

明日まで、村田さんが在廊します。


「村田森 器展」は、6月6日〜6月13日まで。会期中は無休です。