『日々の器』が出来上がりました
11月ですね。
鎌倉は夜になってずいぶん冷え込んできました。
といいますか、昨日までが 半そでに少し羽織るくらいでよかったくらい暖かったのですが。
『日々の器』の発売日が決まりました。
11月6日です。
実は見本が届いて、いま わたしの手元にあります。
本は不思議ですね。確かに自分のなかにあったものが、こうして、紙とインクで印刷され、自分の外側にある。手に取れる「かたち」となっているのですから。
インクの匂いと、紙の手触りのあるこの本が、自分の分身のように、愛しく感じます。
そして、今日は、東京・馬喰町ART+EATの「ごはんのうつわ展」の搬入日でした。
夕方からの作業です。
9月に福岡から始まった「ごはんのうつわ展」も、いよいよ東京へ・・・。いよいよ、という感じ。
ギャラリーの武さんも「まだまだ先だと思っていたのに、いよいよ始まるんですね」とおっしゃいます。
器たちは、一つひとつ、力のある作品ばかり。
一客ずつ取り出していくのが、本当に楽しいのです。
一つの思いが生まれ、展覧会というかたちとなり、器が集い、人が集う。
「ごはんを食べる」食の道具である器を、誰もが慈しみ、大事に生きることができたなら・・・。
青臭いと言われるでしょうか。
でも、日々のなかにこそ、まことがある、そのことを静かに思います。
「ごはんのうつわ展」は、人と器の、出合いの場であってほしい、と願っています。
めし碗、湯呑み、皿、鉢、小鉢、ポット。
素朴で力があり、美しい器たちを、どうぞ手にとってご覧ください。
初日と二日目、在廊します。
新刊『日々の器』も限定で、書店より少し早く、手にとっていただけます。
11月7日(金)まで 高知の 花と器SUMI で開催中です。高知の皆さん、お見逃しなく。
11月3日(月)〜11月15日(土) 東京・馬喰町ART+EAT
11月8日(土)〜11月15日(土) 輪島・うつわわいち
輪島にも初日、二日目にお邪魔します。ぜひ、いらしてください。
○『日々の器』(河出書房新社 11月発売)出版記念展が、京都と東京で行われます。
くわしくは、うつわ祥見のホームページをご覧ください。
○次回、うつわ祥見の展覧会は、「吉岡萬理 陶展」です。 奈良から、萬理さんがいらっしゃいます。
○大阪のItohenで吉岡萬理+祥見の「カルロス君展」が行なわれます。くわしくは、itohenのホームページをご覧ください。