TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

高知です

高知で朝を迎えています。

昨日は午前3時まで、高知市内でライブの後の時間をすごしました。

高野寛さんのライブ 素晴らしかったです。(写真はリハーサルの会場を携帯で撮影したもの・・・)

高知の方も「最近涼しかったのに今日は蒸して暑いねぇ」と挨拶の言葉をかわすほど、湿度が高く蒸し暑い一日でしたが、会場はそれ以上の盛り上がりを見せて、本当に熱かったです。 

デビュー20年を迎えた高野さんには、幅広い層のファンがいらっしゃいます。

大阪や熊本、東京・・・高知県外から駆けつけたファンの皆さんにとっても、久々の単独ライブはきっと心に残ったのではないでしょうか。

音楽って、人と人が共有できる「たからもの」なんですね。

そのことがまた、実感できる「ライブ」でした。

新しいアルバムから、デビューアルバムから、大ヒットナンバーから、最後のアンコール曲に至るまでの曲の構成も、本当に素晴らしかった。去年細野さんのライブでも歌ってくれた「美しい星」や、細野さんのトリビュートアルバムで原田郁子さんと歌った「終わりの季節」なども取り混ぜて。「上を向いて歩こう」も高野さんらしいポップスに・・・。

ファンや、このライブを訪れた人を大事に想う、高野さんの人柄が感じられたあたたかく、気持ちのよい音楽の時間でした。

サポートで参加してくださったパーカッションの宮川さんとの息もぴったりで、二人の掛け合い的なやりとりに会場が沸く場面もあり、わたし自身も一観客として心から沸き立つものを感じました。
朝になって、手拍子の「手」が痛いです(笑)。

高野さん、宮川さんとは、またぜひ!と思います。


哲平さんとは工房を訪ねた初日に盛りだくさんの話をしました。

たまたまユミさんが熊本で個展中で不在なので、夜は二人で高知市内でごはんを食べながらの談義になりました。

これからの展覧会について、ものづくりについて、器とは何か・・・について。

作り手と実際に会って、自分の言葉で話すことは、「これから何を伝えていくのかを、ともに考え、確かめる」ことにつながります。この時間はとても大事です。

展覧会っていうのは、そういう作り手との時間があって、初めて成立するのです。

高知では来年、ずっと温めていたテーマを抱いた展覧会を行う予定です。

次の本の仕事が一段落したら、またすぐにでも高知入りしたいと思います・・・って、いま高知市内で書いているのですから、おかしいなぁ・・・

でも、わたしは本当に高知が好きなんですね。今回も植物園の皆さんをはじめ、花と器のSUMIさんにも、大変お世話になりました。土地が好きっていうのは、そこに住む人が好き、なのです。

今日は午後の便で戻ります。

帰ったら、10月に行う「食べるがまんなか 器と道具展」の展覧会の仕事を進めます。24日には夕方からNEARへ。

それから8月最後の一週間は、次の本の写真撮影と原稿書きをします。


夏の終わりの時間、ぜひ器に会いにいらしてください。

鶴見さん、村田森さん、横山拓也さん、深田容子さんなどの新しい器がNEARに届いています。