小屋展と
こんばんわ。
鎌倉は残暑の残る蒸し暑い一日でした。
午後に弱いにわか雨が降りましたが、地面を濡らすほどでもなかったようです。
小屋展は残すところあと2日となりました。
わたしが座っている机から、デッキ側のテーブルに 並ぶ小屋の屋根を見ていると、
どれもどれも、同じように、せつなく愛おしく感じられます。
「小さな町を見ているようだ」と言った男性がいました。
「海のそばに、これ、あるよね」と笑った女性がいます。
「最初はこれ、って思ったけれど、だんだん見ていると、どれもがいいって思えてくるの。不思議ね」と、久々にいらした方。
「置く場所を考えて、いまが玄関が候補だけど、いろいろ場所を探してみるのも楽しいかも」とご夫婦。
「こーふんしたので、頭を冷やしてきます」と若い女性。
さまざまな方が、言葉を残して、展覧会を見て行かれます。
ここでは、ゆっくりとゆっくりと、時間が流れていきます。
そのことが、何か、嬉しいのです。
季節はこれから秋へ向かっていきます。
夏を忘れていく時間のなかにも、この「小屋展」は色濃く記憶のなかに留まることでしょう。
皆さんが残してくれた言葉の一つひとつ、きっと、わたしは忘れないと思います。
小屋展は9月10日まで。
ぜひ、ゆったりとして気持ちでお出かけください。
矢尾板さんの小屋の作品 どうぞご覧ください。