TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

こころ満たされる・・・

こんにちは。

今日はonarinearから日記更新です。

突然ですが、

わたしはとても涙もろくって困ります。

今日、札幌のチョロンさんのサイトで
9月17日付けの「チョロンジャーナル」に

「ひさびさにみんなでコーディネート」という写真を見つけ、

スタッフの皆さんの顔を見ていたら、なんだか涙がこぼれてしまいました。

なんでしょうか・・・。この胸に迫ってくる熱いものは。

http://journal.cholonweb.com/


去年と今年、チョロンさんでは「ごはんのうつわ展」「うつわハートフル展」でお世話になりました。

懐かしいというには 言葉が足りません。

そこにかつて自分が含まれていた場所が、
いまも変わらず 優しい場所であることを知った・・・という感覚でしょうか。

今年の「うつわハートフル展」では初日が平日でしたのに、
本当に大変多くの方にお出かけいただきました。


お出かけいただいた皆さんと、器と、そしてチョロンのスタッフの皆さんと。


器という「モノ」を間(あいだ)にして、
ただモノを買ったり売ったりではない、
何か素晴らしいことが起こっていたように思います。


展覧会をさせていただく場所は、どこでもよいわけではなく、
あえて言葉にするならば、「こころのある場所」でしょうか。


「こころのある場所」とは御伽の国のなかに存在するのではなく、
ちゃんと、この世界に存在する・・その場所をつくり、維持し、
見えないところで努力を重ねていらっしゃる方が本当にいる、とわたしは信じるのです。


チョロンはそんな場所なんですね・・。

改めて感謝したいと思います。


きのう久しぶりにお会いした 国立新美術館SFTギャラリーのスタッフの方が
『セツローのものつくり展』も『うつわハートフル展』も展覧会を通じて
こころが満たされるということが本当にあるんだなと感じた・・と言ってくれたことも嬉しい言葉でした。



「うつわハートフル展」は11月に長崎・諫早のオレンジスパイスで行なわれます。

オレンジスパイスの皆さんも、本当に温かくて、いつも丁寧で・・。
地元の方なら もう十分 おわかりだと思いますが、
オレンジスパイスも本当に「こころのある場所」ですね・・・


いまから伺うのが楽しみでなりません。

11月13日(土)には一日、オレンジスパイスにわたしも在店します。

またくわしくは後日お知らせします。

なんだか、一枚の写真から いっきに書いてしまいました。


週末は高知へ行ってきます。

高知県立牧野植物園で行う「樹と言葉展」の打ちあわせ。作家のいしいしんじさんとご一緒します。


高知では哲平さんの工房へも伺ってきますが、ちょうどユミさんは三重だったかしら・・・展覧会で不在。

早川ユミさんとはその翌日に東京でアノニマ・スタジオで打ちあわせ・・と、高知の方と東京でお会いする段取りとなっています。・・・前回もそんなことがあったような気がします(笑)。


最近、自分の本は今年は出さないのですか?という質問されたのですが、

去年と一昨年と続けて器の本を出版しましたが、
今年は早川ユミさん、イチカワヨウスケくんの本(こちらは来年5月発売)の二冊の本の編集の仕事をしています。

自分の本と同じように、「どうしても伝えたい」ことがあるので、編集の仕事をします。

展覧会も、本づくりも、何もないところから作り上げて、皆さんに見ていただくということにおいては、同じ仕事と考えています。たからスタンスも常に一緒なんですね。


10月11月は音楽イベント、展覧会が続きます。

この日記を読んでくださっている皆さんと、どこかの会場でお会いできたら素敵なことです。



onariNEAR では 今月29日まで 「こどものうつわ展2010」を行っています。

めし碗、皿、小鉢、マグカップ、湯呑・・。

ずっと家族のもとで愛される器たち。

ぜひお出かけください。