TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

毎日更新8日め

20代で文章を書く仕事を始めた頃、わたしはとても「早起き」でした。朝5時には目が覚めてすぐにワープロ(当時はまだパソコンではなかったです)に向かって文章を書くので、 周りの人は「よく頭が働くねぇ」などと言ったものです。ある一つのまとまった文章…

  毎日更新7日め

4月も一週間が過ぎました。新しい生活のスタートを切られた方も多いのでしょうね。 幸多いことをお祈りします。 わたしのこの文章の更新も、7日めとなります。 今日は、朝、5月にオープンするうつわ祥見の新しい空間 utsuwa-shoken onari NEARのお知らせ…

毎日更新6日め

昨年12月に大阪のブックギャラリー「イトヘン」で行われた「吉岡萬理カルロス君展」。この展覧会が進化して、来月5月に「吉岡萬理 カルロス君と色絵の世界展」が東京・馬喰町ART+EATで行われます。イトヘンでの、吉岡萬理+祥見知生連載コラムが再開…

毎日更新5日め

鎌倉は霞のなかに光が差し込む日曜日の朝となりました。「毎日更新」のこの文章も5日めです。以前に紹介しましたようにも「ほぼ日」こと『ほぼ日刊イトイ新聞』の「あのひとの本棚」コーナーで、毎日日替わりで好きな本を紹介させていただきました。本当は取…

毎日更新4日め

5月1日。「うつわ祥見」の新しい空間が鎌倉駅そばに生まれることになりました。この一ヶ月を、毎日、ここで文章を書くことにしました。誰というわけではないけれど、自分とそう約束をしたくなったのです。もし時間があれば、お付き合いください。 そして、今…

毎日更新3日め

今日も読んでくださって、ありがとうございます。2009年は5月1日。「うつわ祥見」の新しい空間が鎌倉駅そばに生まれます。そこで、4月1日から4月30日までの一ヶ月を、毎日、ここで文章を書くことにしました。この一ヶ月は、とにかく毎日書いてみよう、と。 …

毎日更新2日め

この『器と本と旅と。』という日記のような、 お知らせのような短い文を書き始めて、2年ほどになります。ときどき思い出したようにしか更新しないこの筆不精で 不親切なこの文章を、読んでくださって、本当にありがとうございます。今年2009年は、わたしにと…

この本を怖れよ    毎日更新1日め

4月になりました。この『器と本と旅と。』という日記のような、お知らせのような短い文を書き始めて、2年ほどになります。ときどき思い出したようにしか更新しないこの筆不精で不親切なこの文章を、読んでくださって、本当にありがとうございます。今年2009…

 セツローのものつくり展

すっかり春めいてきました。今日、国立新美術館地階 SFTギャラリーにて「セツローのものつくり展」が初日を迎えました。オープン間もない朝の時間に、熱心なセツローファンの皆さんのお顔が。会社を半休して来てくださった方もいらしたようです。展示は白い…

立ち止まること。

鎌倉は夕方から雨が降り出しました。雨は、夜の空気を、もっとつめたくします。乾いた空気に雨の粒が染み込むように降り続いています。きのうと、今日の二日間は高知からいらした早川ユミさんと一緒に。いくつかの雑誌の編集部をたずねたり、編集長の方とお…

京都へ

昨日、15日で 東京・馬喰町ART+EATで行っていた「ごはんのうつわ展」が終了しました。最終日までたくさんの皆さんで賑わっていた展覧会でした。ありがとうございました。ギャラリースタッフの皆さんもお疲れ様でした。「器を一つひとつ丁寧に選ぶ姿…

『日々の器』

『日々の器』が発売になりました。 表紙は、小山乃文彦さんの粉引き皿です。これは、実を言うと、常滑で作陶されている小山さんご自身が使い、育てた器です。器の表面には、細かい貫入(ヒビ)が見えます。その貫入の入り方、そして平皿という器のかたちの誠…

『日々の器』が出来上がりました

11月ですね。鎌倉は夜になってずいぶん冷え込んできました。といいますか、昨日までが 半そでに少し羽織るくらいでよかったくらい暖かったのですが。『日々の器』の発売日が決まりました。11月6日です。実は見本が届いて、いま わたしの手元にあります。本は…

今日の一日に

今日は鎌倉は、「よいお天気ですね」と言う挨拶を、世界中の皆さんに笑顔で交わしたいくらい、よいお天気でした。よいお天気というのは、ただ晴れているのでもなく、ただ陽射しがあるのでもなく、湿度も、肌に感じる風も、雲の流れ具合も、なにもかも、気持…

実(じつ)のあるもの

深夜、開けた窓から虫の音が聞えています。鈴虫のりんりんというリズムカルな音と、呼応するようなジジジという音。自然の営みの音は、いくら聞いていても飽きることがありません。さいきん、秋の澄んだ空気のなかで見上げると、夜空の月が美しくて、まこと…

食べること 伝えること

関東地方は連日の雷雨です。昨日は、午後より早川ユミさんの初めてのエッセイ集の編集打ちあわせを蔵前のアノニマ・スタジオで。ユミさんも高知からいらして。構成や、写真選び、原稿を整える、本づくりの仕事は、人と人が同じ思いで紡いでいくものです。ユ…

鎌倉は夕方から雷雨になりました。大きな雷は、エネルギーの塊ですね。天空のショーだと思えば、「威勢のよいのをもうひとつ、やって」と言いたくなるくらい、凄まじい力を感じますし、人間の悩んでいることなんて小さいですよ・・と思いたくなります。今日…

ギャラリー風来「須の谷村風まつり」へ

三連休の方も多かったのでしょうか。夏休みも始まりましたね。この季節になると、鎌倉の地元民は海方面の道を通らなくなります。わたしもそうです。と言っても、わたしはもともと、山の樹木を見ることが喜びで、鎌倉山の豊かに木が茂っている様子を見ながら…

K+

毎日気が付くと、こんな時間。いま、23時をまわったところです。今日は湘南地方のムックの取材、アノニマ・スタジオから秋に出版される早川ユミさんの本の打ち合わせ、夕方は、「ごはんのうつわ展」の打ち合わせなどがありました。その合間に、高知新聞発…

今日は名古屋

夜になってもう今日が終るという時間になりました。今日も暑い一日でしたね。秋に出版する器の本の原稿を書き終えました。しばしの解放感です。わたしにとっての器はかけがえのない存在で、いつも伝えたいと願っている「器」があります。それは、こんな器、…

のらぼう 牧夫さんと

朝早くから、映像カメラマンの工藤さんの車で、東京・三鷹へ向かいました。秋から始まる「ごはんのうつわ展」 東京会場で行うイベントで使用する映像の収録です。待ち合わせしたのは、東京・西荻窪の「のらぼう」の明峯牧夫さん。「ごはんのうつわ展」では、…

 ふただびのこと

大雨の週末から月曜日も、梅雨らしい湿度のある曇り空が続いています。週末もずっと家にこもって 原稿を書いています。そういえば・・・と思い出すされるのが、2005年の出版の『うつわ日和。』 このときは、原稿のピークは、一年の終り、暮れの忙しい時期で…

深田容子さんの工房へ

関東地方は肌寒い日が続いています。今日は朝早くから電車を乗り継いで、茨城県龍ヶ崎市の深田容子さんの工房を訪ねました。秋に出版する器の本で、「うつわびと」の取材です。昨年、工房と住まいを兼ね備えた家を新築された深田さん、お訪ねするのを楽しみ…

新しい器の本

冷たい雨で季節が逆戻り、素足では体が冷えるような肌寒い天候となりました。10月に河出書房新社より、出版予定の器の本の撮影が進んでいます。昨日は、午後から なると屋+典座で撮影を行いました。イチカワヨウスケさんはまだ若い料理人ですが、話すたびに…

京都へ。 そして『ほぼ日』のこと

今年もゴールデンウィークを迎えました。みなさんは、この休日をどんなふうに過ごす予定ですか。わたしは明日、京都・恵文社で行う「器という手のしごと展」のため、京都入りです。 この器展は、いままでの展覧会と違い、会場が、ギャラリーではありません。…

セツローのものつくり展IN東京です。

3月1日。東京・馬喰町ART&EATで「セツローのものつくり展」が始まりました。初日は、セツローさんの作品を初めてご覧になる方もたくさんいらっしゃいました。かんざしがずらりと並んだ展示を時間をかけて丁寧に選ばれています。 壁面いっぱいに飾ら…

大鯰がやってきます。

小野セツローさんはもうすぐ79歳になられます。愛媛県松山市に住み、いまも現役で、 かんざしや野の花のスケッチなどの作品を発表しています。19歳から画を描きはじめたセツローさんは、もうかれこれ60年の間、自分の作品と向き合っています。70歳をすぎてか…

情熱を持って仕事をする

「こどものうつわ展」が終り、この数日、いくつかの原稿を書いたり、展覧会の打ち合わせ、DMの制作の仕事をして過ごしています。三連休のうちは「今日はやっていますか」とお電話をいただきましたが、「申し訳ありません、9日に展覧会が終ったばかりで、次回…

展覧会が終わる気分は映画館のポスターを剥がすのに似て

セツローさんのかんざし展(2008.1.12-20)が終りました。展覧会を終えた後。しばらくは、その余韻が部屋に残っているのを感じます。今回の展覧会も、期間中毎日、大変多くの皆さんにお出かけいただきました。ありがとうございました。「展覧会」という響きを…

セツローさんのスケッチ展

寒い日が続いていますね。みなさま お変わりありませんか。冷たく空気が澄み切った冬の日、窓の外の風景を眺めているととても気持ちのよいものですね。私はこの、きりりと引き締まった冬の空気が好きなようです。「セツローさんのかんざし展」も中日を過ぎま…