セツローさんカレンダー
月のきれいな夜ですね。
月を見ますと、色々な人に手紙を書いたり、メールをしたり、電話をして声を聞きたくなります。
そのひとりが、小野セツローさん。
昔、セツローさんに和紙で染めたお手紙をいただいたことがあり、その封筒に墨の字で「月がきれい」と書いてあったのです。
この「月がきれい」がとても素敵な字で、なんとも優雅で優しくて、ちょっぴりいたずらっ子のように遊びがあって・・・わたしの宝物になっています。
不思議と三日月の月には思わないのですが、満月に近いまんまるの月を見ると「セツローさんお元気かしら・・」といつも思うのです。
・・・と思っていたら、夕ご飯の前に電話が鳴って。
「ぼくよ」とセツローさんのお元気な声が。
「お元気そうですね」
「うん、元気よ」
セツローさんの声はとても弾んでいました。
実は、制作を進めていたセツローさんの原画の「セツローのカレンダー2010」が松山に届いたのです。
この「セツローのカレンダー2010」は今年3月に80歳をお祝いして行ったSFTギャラリーのオリジナル制作で、わたしも制作協力という関わらせていただいたものです。
セツローさんの、愛すべきスケッチが月めくりで12枚楽しめる「お宝モノ」のカレンダーです。
実はびっくりさせようと思って、皆さんには内緒で進めていたのでした。
いいでしょう。本当に素敵です。
NEARで販売いたします。
A4サイズ 3150円(税込) 限定の販売となりますので、ご希望の方はお早めにお出かけくださいね。
10月6日に初日を迎える「器と道具展」でも限定数販売いたします。
セツローさんのご縁の深い全国のギャラリーさんでも販売をされます。お近くのギャラリーでぜひご覧ください。
それから、もうひとつ・・・
来年2010年2月に、うつわ祥見とonariNEARでセツローさんの展覧会を同時開催が決まりました。
またくわしくは、来年度のスケジュールとともにお知らせしますね。
どうぞ楽しみにしていてください。
○うつわ祥見の常設の店 utauwa-shoken onariNEARでは木工家 須田二郎さんの木のうつわ展を行っています。7日(水)が最終日です。
ぜひ、この機会に、utauwa-shoken onariNEARへお出かけください。
NEARのスタッフ日記で展示の様子を紹介しています。引き続き10月9日からは村木雄児さんのめし碗展が始まります。
http://d.hatena.ne.jp/onarinear/
○ 「日本のかたち 美しいめし碗展」はただいま広島・三越6階で開催中です。
会期は10月5日まで。12人の人気作家の器たちが集っています。ぜひこの機会にお出かけください。
○「食べるがまんなか 器と道具展」馬喰町ART+EAT
初日10月6日、10月16日 在廊します。
http://www.art-eat.com/main.html
○うつわ祥見の10月の展覧会は「尾形アツシ 作陶展」です。
最近の尾形さんの器たちには、ある凄みが感じられるようになりました。2年ぶりの鎌倉での展覧会です。
10月23日(金)初日です。24日(土)には奈良から尾形さんが在廊します。
○「ごはんのうつわ展 長崎・諫早」 オレンジスパイス
初日11月14日(夕方17時まで) 在廊します。たくさん器の話をいたしましょう。
初めての長崎県で器の展覧会です。ぜひ皆様お出かけください。