シアワセのカタチ
横浜で開催中の「器、この、名もなきもの」出版記念展へ 出かけています。
器の展覧会のよさは、普段見られないほどの多くの器を一堂に見る、手にすることです。
会場にお出かけいただいた皆さんは、ゆっくりと、時間をかけて、器との出会いを楽しんでくださっています。
「何時間でもいられますね」と 実際に 今日いらした女性の言葉です。
「会場にいて 本当に飽きることがありません・・」とわたしも答えます。
昨年暮れに偶然NEARにいらした男性が、横浜の会場へいらっしゃいました。
「これまでぐいのみは自分で選んで使ってみたいと思ったことはありましたが、めし碗は正直 どうでもいいと思っていました。それくらい、重要に思っていなかったのですが、今日、ぼくは、このめし碗を持って帰り、これでご飯を食べたいと思いました。そんなふうに思えたのは初めてのことです」と
おっしゃいました。
嬉しい言葉です。
シアワセのカタチは、人それぞれ違うのは当たり前ですが、
毎日のご飯を食べる道具を愛することは、おそらく多くの人にとって 喜びであると信じたいのです。
展覧会会場に一日いますと、「日々こそまこと」という、当たり前のことを物言わぬ「素朴な器」たちから感じます。
明日は金曜日。
ナイトギャラリー開催日です。
特別に21時までの開廊しています。
器とともに、ゆっくりと夜の時間を過ごそうと思います。
皆様もどうぞお出かけください。
くわしくは、うつわ祥見のホームページをご覧ください。