TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

 マイルス・デイビスと

こんばんわ。

今日は一日鎌倉で過ごしていました。

NEARで、開店と同時に取材。 

何度かお会いしている方なので リラックスしてお話を。

NEARにいると一日があっと言う間に過ぎていきます。

そして、昼間の時間が長くなってきていることを実感しますね。

もう5月も終わりですもの、本当に早いものです。

今日一日、NEARではマイルス・デイビスの演奏をかけていました。器との相性もよい感じです。

最近石田誠さんと電話で話をしたときも、NEARでかける音楽も大事だと話したのです。

「音楽も本物がいいよね」と。

「それらしさや、それっぽいものはやっぱりダメでしょ」と。

音楽も、器も、プロであれ・・と。

プロの仕事はごまかしがなく、緊張感があり、そして、どこか諧謔にあふれ、奥が深いですね。

そして、優れた演奏というものが、「ライブ=一回きり」であった時代に瞬間にあらわれる鳥肌が立つような「奇跡」なのだということを
マイルスの音楽は教えてくれます。

器もじっさいはそれと同じで、そのとき、その瞬間の「ライブ」が、器という「かたち」となってあらわれてくるものなんですけれどね。

6月4日からの「夏の日。茶漬碗展」では作り手の皆さんから、
本展覧会への意気込みが伝わってくるメッセージが届いています。

石田誠さん、尾形アツシさん、村田森さん、吉岡萬理さんなど・・・。

それぞれの作り手がこの展覧会のために、厳しく仕事に取り組んだ「茶碗」を出展します。

グループ展の出展者がそれぞれの仕事を最大限見せる、そんな緊張感のある展覧会になりそうです。

ぜひ楽しみにしていてください。


明日は高知へ出張です。

『暮らしの手帖』編集長の松浦弥太郎さんと一緒に、高知県立牧野植物園を訪ねてきます。

今年は秋に向けて さまざまなイベントの準備をしています。

詳細はまた後日に。

では明日もよい日でありますよう。

皆さんもよい週末をお過ごしください。