TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

  京都でお会いしましょう

今日もニュースで取り上げられていましたが、今年の梅雨は蒸し暑いですね。

先日の立川談春さんの高座でも枕に触れたのはこの蒸し暑さの話でした。

わたしも「この蒸し暑さは尋常ではない」と感じていたので「そうそう」と相槌を打ちました。


こういう日、わたしは熱い日本茶を入れて、梅干を食べます。

梅干を入れる器も丁寧に選びます。最近は豆皿を選ぶときに、「梅干」が似合うかどうかを目安にします。


梅干と一口に言っても、塩辛い昔ながらの梅干です。梅と塩と紫蘇だけで漬けたもの。しょっぱくて目も覚めるような梅干です。手加減などどこにもありません。
そういう梅干は「本気」ですからね、中途半端な器にはのせられません。


ちゃんと、心がここにあり、厳しく本気で作られた器でないと、負けてしまいます。


考えてみると、『日々の器』にも『器、この、名もなきもの』にも、梅干と器の写真が載っています。


梅干と器の両方が「相手に不足なく」よい顔でいられるような関係が理想です。


たぶん次に出す本にも、梅干と器の写真は載るように気がしますが・・・
次はどんな梅干と器の組み合わせになるでしょう・・

蒸し暑さと梅干の話はこの辺にして、


巳亦敬一さんの硝子のうつわ展 うつわ祥見での最終日を迎えています。

明日からの鎌倉のonariNEARでの展示となります。

巳亦さんならではの「あたたかな硝子」をぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。

onariNEARでは 7月31日までの会期ですが、お早めにお出かけください。


さて、札幌のチョロンさんから 「うつわハートフル展」のDMが届きました。

朗らかな素敵なDMです。

ご紹介しますね。



そして、7月10日からは 京都・恵文社 一乗寺店で「うつわハートフル展」が始まります。

こちらは生活館のミニギャラリーでの展示です。

恵文社は一日いても楽しめる本のセレクトショップです。

恵文社に行くと、「本はいいなぁ」と素直に思います。

詩集や写真集、絵本、他所の本屋では隅っこに追いやれたあらゆる本が誇らしげにいます。

わたしは京都に行くと必ず立ち寄るのですが、
店内に入ると本たちが「おかりなさい」という面持ちで待ってくれているように感じられます。不思議な感覚です。

懐かしくて不器用で、でもちゃと人の想いから生まれた本は「よい顔」をしているんですよね。

本は「情報」ではないですからね。

やっぱり、手ざわりとか、背表紙とか、大事なものです。

そういう場所で器に出合える、器の小さな展覧会を開きます。

うつわハートフル展
 2010年7月10日(土)〜7月23日(金) 

  陶磁器  石田誠 尾形アツシ 小野哲平 小山乃文彦
       村田森 吉岡萬理 横山拓也 吉田直
  ガラス 巳亦敬一
  漆   矢澤寛彰
   

〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10 
TEL / FAX 075-711-5919

http://www.keibunsha-books.com/
 
お近くの皆様 ぜひ お出かけください。


わたしは 初日 朝から 在店します。きっと店内をうろうろしています。
(毎回、京都の帰りは荷物が多くなります。本、旅先とは信じられないほど買うんです。どの本と一緒に帰ろうかな・・と選ぶのが本当に楽しい)


見かけたらお声かけください。

京都でお目にかかるのを楽しみにしています。

では今日も朗らかに、器とともに よい一日を。