「白と、影と展」 残り6日となりました。
今日は幾分涼しい朝となりました。
onariNEARでは「白と、影と展」が残り6日となりました。
器をご紹介します。
村田森さんの粉引きぐいのみです。自然なかたちです。
お酒でどんなふうに育っていくでしょうか。
須藤拓也さんの白磁そば猪口。独特の質感があります。
コーヒーなどの飲み物もよいですが、
わたしは小鉢のように使ってみたいと思いました。
吉田直嗣さんの白磁煎茶碗。
無駄なものがなく美しい。
小さくても存在感があります。
伊藤明美さんの白磁鎬(しのぎ)めし碗。
丸みのあるかたちが優しいですね。端正な器です。
上段はすべて村田森さんの白磁の小さな作品群。
この力作、ぜひ実物を見てください。
小山乃文彦さんの粉引き鉢。
目跡もさりげなくてとてもよい器です。
自然と料理を盛りたくなります。
最後に、高知で手すき和紙を熱心に作られている吉岡太志さん典子さんご夫婦の和紙です。
華やぎがあり、それでいて簡素。彼らの「紙」を前にすると「か・み」という音が聴こえてくるのです。
そして、「紙」の美しさとは「はかなさ」と「強さ」が合わさったものであると感じます。
この一枚の紙を作るのに彼らが注いだ仕事というのは、たぶん彼らから見たら、
紙を作るのに「当たり前」の仕事なのでしょうが、
「手の仕事は美しいものだ」ということを、一枚の紙が教えてくれる。
それはおそらく、一目見ただけで伝わることなのだと思います。
「白と、影と展」は今月25日まで行っています。
ぜひお出かけください。