TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

 矢尾板克則 小屋展

もう12月。(毎回、こんな書き出しです。)でも、ほんとうに、もう12月なのですね。鎌倉はこの土日、あたたかな小春日和となりました。こんな陽だまりのある冬の日は、日中、窓を開けて部屋で仕事をしていますと、鳥のさえずりが耳に届き、穏やかなとて…

雲龍さんコンサート 福岡・石釜

福岡石釜のクラフトの店梅屋さんとのご縁で行うことができた『雲龍 すこやかなるものコンサート』を終えて、福岡から帰ってきました。前の日まで、DMの入稿作業や次回展覧会のコーディネートなど夜中までかかって仕事をしていて、夜中になって、「さぁ福岡の…

雲龍さんとともに福岡へ

いつの間にか11月ですね。うつわ祥見は、「鶴見宗次 手びねりの器展」も終り、次の石田誠さんの陶展までお休みとなります。11月に入ってから、なんだかとても忙しくしていました。スケジュールを書き出すと、11月1日 アノニマスタジオで来年1月出版の『セツ…

昨日までの自分は・・・

明日から始まる「鶴見宗次 手びねりの器展」の搬入日というのに、朝からゆっくりしていると、えっちゃんが時間より少し早くやってくる。「高知 お疲れ様でした」と声をかけあう。何日か前の出来事であるのに、ずっと前のことのように感じるのはなぜだろう。…

高知から帰りました

高知県立牧野植物園での「土から生まれるもの」イベントを終えて、鎌倉に帰ってきました。小野哲平さんの薪窯焼成の器展を行った和室では、木目のシンプルな板テーブルの脚を折り、低い位置で器を並べました。畳の部屋で、膝をついて座り、器をゆっくりと時…

高知エピソード4 ハナレグミスペシャルライブ

すべてのものごとには、はじまりがありますが、このスペシャルライブは、今からさかのぼること2年前『セツローさん』(ラトルズ刊)の執筆中に高知県の小野哲平さん宅を訪ねた春の日にはじまるように思います。その日、軽トラックの助手席にセツローさん(哲平…

奈良へ。そして福岡での雲龍さんコンサートのお知らせ

10月8日 奈良の薬師寺で天武忌で、笛の演奏家・雲龍さんの奉納演奏がありました。天武忌は天武天皇を偲ぶ法要です。大講堂本尊である弥勒三尊像の前に画家の小倉遊亀さんが描かれた『天武天皇像』『持統天皇像』『大津皇子像』の絵がお祀りされ、天武天皇…

「土から生まれるもの」高知エピソードその2

2007年10月21日(日)は 高知ガイアデー龍村仁監督映画『地球交響曲』第六番出演 KNOB高知初ライブ+「地球交響曲第一番」の上映 高知県立牧野植物園で行う「土から生まれるもの」には、様々な出会いがあります。その中のひとつが、龍村仁監督の映…

「土から生まれるもの」高知エピソードその1

9月の最後の週末を利用して、高知へ行ってきました。10月20日と21日に、高知県立牧野植物園で行われる「土から生まれるもの」のイベント打ち合わせのためです。今回のイベントは、ほぼ一年前から準備を進めていたものですが、いよいよ本番の10月が近づいて…

夏はせつなく

暑い毎日が続いています。北海道生まれの私にとって、こどもの頃、8月は憧れの季節でした。「夏」というイメージが自分を追いかけてくる。スイカ割り、花火、浴衣、海、カキ氷、大好きだった「蟹柄のショートパンツ」・・・。お盆を過ぎると、もう大人は「夏…

日付が替わって。

8月1日になりました。真夜中という時間でしょうか。外では時々、遠くのほうで虫がキーンキーンと鳴いています。なんだろう・・・鈴虫ではないのです。さきほど、夜に、玄関のドアを開けたら、大きな蝉が音を立てて入ってきて、吹き抜けの玄関の天井に張り付…

 おくりもの

まいにち何かいただきものをする。それは、偶然に出会う働き者の小さな虫の姿だったり、立ち寄ったお店でにこやかに応対してくれたレジの女の人の笑顔だったり、魚屋さんのご夫婦の「今日は晴れて気持ちがいいねぇ」という元気な第一声だったりする。和菓子…

北海道へ行ってきます

北海道・東川での北の住まい設計社で行われる『テーブルにあるもの。展』のため、明日より北海道へ行ってきます。2月の大阪、5月の名古屋、そして、最後が本社のある北海道で。今回の展覧会は、廃校になった小学校の校舎をそのまま工場として、無垢な木の…

北海道・北の住まい設計社へ

このところ鎌倉は朝からしとしとと小雨の降る梅雨らしいお天気が続いています。先週の半ば、7月に行う器の展覧会の打ち合わせのため、北海道の北の住まい設計社へ行ってきました。北の住まい設計社は大雪山の山のふもと、東川という自然の豊かな土地で、廃…

  小屋を見に行く

先週末のこと、新潟県長岡へ矢尾板克則さんを訪ねてきました。矢尾板さんと一緒に、曇り空の長岡の空の下「小屋」を見る旅です。6月30日より7月7日まで行われる「矢尾板克則 小屋展」の打ち合わせというのが目的でしたが、それは自然に小屋の風景を訪ね…

大阪でのお話会へ

なぜこんなにも時間が経つのは早いのでしょうね。5月ももう半ばです。先週木曜日から始まっている「吉田直嗣 陶展」。「これまでの質感とは違いますね」とおっしゃる方、「何を盛っても映える器で、大好きなんです」という方、吉田さんの器をすでに使ってい…

はじめての山口へ

今年のゴールデンウィークも後半ですね。5月の最初の旅は山口県へ行ってきました。詩人・中原中也生誕100年を記念したイベントに参加するためです。中原中也の生家跡に建てられた「中原中也記念館」は湯田温泉の中心部にありました。 中原中也が結婚式を…

 名古屋・テーブルにあるもの。展初日

北の住まい設計社名古屋店の「テーブルにあるもの。展」が始まりました。この「テーブルにあるもの。」という言葉。昨年の夏 北の住まい設計社本社(北海道・東川)のショールームを訪ねた折に、家具をつくる会社と一緒に何ができるだろうか、と考え、自然に出…

名古屋・テーブルにあるもの。展

うつわ祥見がプロデュースする「日々の器を伝えるVOL.1 テーブルにあるもの。展」(北の住まい設計社 名古屋店)が4月28日 初日を迎えます。 めし碗、鉢、皿、片口、湯のみ。 何気ない日常の「食」を支える器を伝える展覧会です。 北の住まい設計社名古屋店は…

 京都へ

4月になりました。4月3日からの京都・恵文社での『セツローさんのスケッチ展』の準備のため、京都へ参ります。恵文社を初めて訪れたのは、昨年の7月。イチカワヨウスケさんと一緒に行った大阪・枚方市のソーイングギャラリーでのイベントが終った翌日のこと…

この週末、松山と高知へ行ってきました。松山は小野セツローさんを訪ねました。セツローさんとは昨年の11月以来の再会です。「やぁ、いらっしゃい」笑顔で迎えてくれたセツローさんは顔色もよく、とってもお元気なご様子。 4月に行なう京都の恵文社・ギャ…

*今年最初の旅低気圧が列島を縦断したようです。5日から九州へ出かけていました。福岡のクラフトの店・梅屋さんに2泊させていただき、お宿のお部屋で「DVDブックうつわびと小野哲平」の原稿を書きました。梅屋さんは、小野セツローさんにご縁をいただ…