2008-01-01から1年間の記事一覧
弱い雨が降る初日となりました。巳亦敬一さんの硝子の器展が始まりました。静かな空気が空間を包んでいます。巳亦さんの硝子の器は、そばにいる人を包み、語りかけるような温もりがあります。天然の絹糸をつむぎ織り込んだヴェールのように繊細なベージュ色…
巳亦敬一さんの硝子の器展の準備の一日でした。うつわ祥見ではオープン以来、巳亦さんの硝子の器展を毎年この時期に行っています。唯一お付き合いのあるガラスの作り手の方です。巳亦さんは、北海道でもっとも歴史の古いガラス工房の三代目。工房を守りなが…
大雨の週末から月曜日も、梅雨らしい湿度のある曇り空が続いています。週末もずっと家にこもって 原稿を書いています。そういえば・・・と思い出すされるのが、2005年の出版の『うつわ日和。』 このときは、原稿のピークは、一年の終り、暮れの忙しい時期で…
鎌倉は曇り空の、湿度の高い日となりました。奈良・京都から帰ってきました。二日間で尾形アツシさん、吉岡萬理さん、村田森さんの工房を訪ねてきました。尾形さんは瀬戸から奈良の山里に工房を構え、薪窯を作られようとしています。 大きな栗の木が目の前に…
ある無力感に、日本中が捉われている夜かもしれません。悲しい事件がまた起りました。 とほうもなく、どうしようもなさを抱えて、誰もが生きています。その、どうしようもなさを、抱えながらも、前を向いて生きていくことが、人の人生だと、わたしは思ってい…
6月は忙しくしています。能登から戻り、一日、原稿書きをして、翌日は早朝、新幹線に乗って愛知へ。常滑の小山乃文彦さんの工房と、多治見の横山拓也さんの工房を訪ねてきました。久々の常滑と、はじめての多治見。一日でまわるのはもったいない充実した時間…
例年より早い梅雨入りとなりました。鎌倉は今日、夕べからの雨がしとしとと降り続いています。日曜日、久方ぶりに、能登半島の輪島へ行ってきました。秋に予定している「ごはんのうつわ展」の打ち合わせです。輪島のうつわわいちさんは、青木亮さんのご紹介…
関東地方は肌寒い日が続いています。今日は朝早くから電車を乗り継いで、茨城県龍ヶ崎市の深田容子さんの工房を訪ねました。秋に出版する器の本で、「うつわびと」の取材です。昨年、工房と住まいを兼ね備えた家を新築された深田さん、お訪ねするのを楽しみ…
冷たい雨で季節が逆戻り、素足では体が冷えるような肌寒い天候となりました。10月に河出書房新社より、出版予定の器の本の撮影が進んでいます。昨日は、午後から なると屋+典座で撮影を行いました。イチカワヨウスケさんはまだ若い料理人ですが、話すたびに…
OPENDAYの3日間を終えて、翌日、高知へ行ってきました。音楽家の細野晴臣さんと、映像の工藤晶彦さんと一緒の旅。26日は前日までの湿った雨が嘘のように晴れて、高知は一気に気温が30度近くまで上がり、真夏日。それでも、車の移動中に、エアコンでは…
今日は鎌倉は、朝から、夏のような陽射しが照りつけ、少し動くと汗ばむようなお天気となりました。久々の常設展示のOPENDAYです。スタッフのえっちゃんと、わたしは、朝、かならず挨拶をかわします。「今日もよろしくお願いします」「よろしくお願いします」…
ゴールデンウィークが終った翌日、高知の小野哲平さん宅へ行ってきました。ちょうど、薪窯の窯焚きの真っ最中です。今回は、アノニマスタジオの丹治さんと一緒。秋に出版予定の早川ユミさんの初めてのエッセイ集の撮影立会いと、高知のフリーペーパー「K+」…
京都・恵文社での「器という手のしごと展」展示のため、京都へ行ってきました。4月最終日というのに、京都は真夏の暑さ。長袖の服装で、汗をかきかき、日陰を探して歩きました。夕方前には、6月にうつわ祥見で初めての個展をお願いしている村田森さんの工房…
今年もゴールデンウィークを迎えました。みなさんは、この休日をどんなふうに過ごす予定ですか。わたしは明日、京都・恵文社で行う「器という手のしごと展」のため、京都入りです。 この器展は、いままでの展覧会と違い、会場が、ギャラリーではありません。…
今日、鎌倉は、春らしい穏やかな陽に包まれた一日となりました。苔丸の赤地光太郎君とともに行っている「花と器展」。オープンの時間から、たくさんの皆様にお出かけいただいています。可憐な花の愛らしさと、研ぎ澄ました花器の美しさ。花の名前や、育て方…
4月の展覧会「赤地光太郎 花と器展」が始まりました。由比ガ浜招山の 陰影のある空間に 器たちが並びます。苔丸・赤地光太郎君の花入れは、控えめで静か。土のたくましさを感じる力強い花の器や、造形の美しさが際立つ器・・・。ニリンソウ、クマガイソウ、…