器
昨夜、新刊の本の出版記念のごはんの会が、鎌倉・小町のなると屋+典座で行われました。あたたかな、素敵な会でした。いま、翌日の深夜、日付が変わって 出席してくださった皆さんの顔を思い浮かべて、つくづく自分は幸せ者だと思います。 「器を愛する気持…
今日、鎌倉は、前日の嵐のような雨が去り、青空になりました。北鎌倉・雪堂美術館で「宙の音の葉 コンサート」が行われました。一日、会場にいて、お出かけくださった皆さんをお迎え。五回目となる今回も、言葉と響きと音の、幻想的であたたかな、よい時間と…
冷たい雨の一日となりました。「矢澤寛彰 漆のうつわ展」の二日目。楽しみにしてくださっていた皆さんが雨にもかかわらず、お出かけいただいています。贈り物にと漆椀を選ばれる方も多く、和紙でお包みしてお渡ししています。「夏には巳亦さんのガラスを、そ…
うつわ祥見の今年最後の展覧会「矢澤寛彰 漆のうつわ展」が初日を迎えました。お天気に恵まれて明るい陽の光が室内を照らします。朱や黒の、落ち着いた深い色をした漆のうつわたちが、いつもと違ったうつわ祥見の空間を作り出しています。ほっとするというの…
12月の夜。カレンダーが最後の一枚になり、心細い気持ちで朝を迎え、そしてやがて夜になり、約束していた打ち合わせが終わって人気のない道を歩いて空を見上げると、美しい月が浮かんでいました。「ああ、12月なんだ」と、そのとき妙に納得したのです。格別…
23日の祝日まで行っていた長崎・諫早のオレンジスパイス「ごはんのうつわ展2009」が終了しました。お出かけいただいた皆様 有難うございました。展覧会とは、会期を設けて行うものですから、そこにしか生まれてこない時間、空間があり、集う人とモノ・・があ…
久々に、ひとりでうつわ祥見にいます。きのうまではスタッフの神田えっちゃんがいて。今日、彼女はNEARに。今ごろ、彼女の伝え方で、器を伝えていることでしょう。三連休の最終日。鎌倉は穏やかに晴れた 気持ちのよい日となりました。いま、時計は午後の3時…
こんばんわ。石田誠さんと美味しい「牡蠣フライ」を食べて帰ってきたところです。ご一緒したのは 旧大船撮影所近くにある海鮮料理の食堂です。「ほぼ日」の「わたしの本棚」コーナーで紹介した前田秀樹さんの『倫理という力』のなかで「美味しいとんかつを揚…
待ちに待っていた展覧会の初日です。朝から晴れてよいお天気に恵まれました。2年ぶりの石田誠陶展です。(下の写真は夕方になって、まだ写真を撮っていないことに気付いて撮った写真です) 朝一番から多くの皆さんにお出かけいただきました。なかには、午後か…
諫早・オレンジスパイス「ごはんのうつわ展2009」が初日を迎えました。めし碗、皿、鉢、急須、湯呑、鍋など、12人の作り手の器たちが会場に並びました。オープン前に撮った会場の写真をご紹介しますね。 初日の朝、福岡や熊本など遠方からお出かけくださった…
寒かったり、温かったり、寒暖の差が激しくて体調管理が大変ですね。家では珍しく家族が風邪を引きました。この時期、インフルエンザでは・・・と敏感になりますね。咳ひとつも、家のなかでも うかうかできないような雰囲気が漂い、 陰性の結果を受けても「…
あと数分で今日も終わろうとしています。鎌倉のわたしの家は高台にあり、もともと、人通りも少ないので 夜になるとほとんど何も聞こえる音はありません。音を出しているのは、ジージーと・・・わたしの使っているパソコンの電子音だけ・・ということがよくあ…
今日も一日お疲れさまでした。こんな書き出しをしたくなったのは、日付が変わって、「また一日が過ぎてしまったなぁ」と思ったからです。最近「寂しさの効用」という文章をこの日記で書きましたら、古い友人からメールが届き、自分もそんなふうに若いときに…
小春日和のあたたかな秋の日が続いています。きのう11月6日より始まった「村上躍ポット展」。初日には躍さんの一日在廊してくださり、作品についての話を伺いました。 このポット展のために作ってくださった数は50点。正直、わたしは、この作品を見て、感動…
月がきれいな夜です。空気が澄んで、秋の夜空が本当に美しい。駅からの帰り道、見上げて歩くと、親しい誰かと急に会いたくなります。会いたい人とすぐに会って月を見ながらゆっくりと話がしたいと思うのですが、大人っていうのは不自由なものですね・・もち…
10月ももう終わりですね。いよいよ、という感じがいたします。月めくりのカレンダーも「いよいよ」軽くなったといいますか・・・。 毎年この季節になりますと、故郷の北海道を出て一人で暮らし始めたことを思い出します。心細く、辛い気持ちです。当時は夕…
きのうから始まった「尾形アツシ 作陶展」の二日目です。刷毛目の器、粉引きの器、めし碗、湯呑、皿、鉢、ぐいのみ。静かで素朴に器のなかに、使われて育つ器のよさがあります。どの器を見ていましても、ここに至る道のりの厳しさが伝わります。昨日も書きま…
大変楽しみにしておりました「尾形アツシ作陶展」が始まりました。刷毛目、粉引き、焼き締め・・・この数年の尾形さんの器に見られる大きな魅力は、「土と向き合う」姿であると、わたしは思っています。「土と向き合う」と言葉で言うのはたやすいですが、こ…
きのうNEARにて 久々にお目にかかった方、初めてお会いした方も、器の話をいたしました。お出かけくださった皆さま ありがとうございました。 一日この場所にいて、器の話をしていますと、時間というものが巻物のようにくるりくるりと廻っているような錯覚を…
今日はNEARのパソコンから「中継」です。鎌倉のお天気は曇り。土曜日なので人も多く、硝子越しの見える御成通りはにぎわっています。NEARの店番は大好きな仕事です。 夏から秋にかけては次の本の原稿を書く仕事や、鎌倉以外で開く展覧会が多かったので、気が…
今朝は日差しもあり、秋の気持ちのよい一日が始まりました。きのうは久々にNEARに。御成商店街の石畳を歩いて、この街に店を開いて知り合った皆さんと挨拶。通りの中央あたりにある駐車場に車を止めて、そこから石畳を歩いてNEARへ歩く、この数分の距離の間…
こんばんわ。夜になると、ぐんと気温が下がり、肌寒くなりましたね。今日は一日鎌倉にいて、午後はNEARにおりました。連休の中日の今日は、鎌倉も人人人・・・大賑わいの混雑ぶりだったようです。セツローさんのカレンダーを求めに来てくださった方、遠…
「日本のかたち 美しいめし碗展」が東京・上野の群言堂上野桜木店で初日を迎えました。上野公園を過ぎ、東京藝術大学の角を曲がり・・・今回の展覧会の打ち合わせを含め、この夏より何度か歩いたこの道がわたしは好きです。上野と聞くと、アメ横をはじめとし…
こんばんわ。台風18号の威力 すごかったですね・・・鎌倉は朝早くに通り過ぎたようで そのあとは風の強さは感じたものの・・・すぐに日差しが戻り 夕方には空気が澄んで富士山が大きく見えました。平成になってから最大の台風だそうです。自然の力の前に …
こんばんわ。台風18号が近づいていますね。西日本の皆様は、雨風強い夜となっているでしょうか。鎌倉はいま7日19時現在、ちょうど嵐の前のように、雨も風もなく、静かな夜を迎えています。きのう、馬喰町ART+EATで 「食べるがまんなか 器と道具展」が…
きのう、夜、なると屋+典座のイチカワヨウスケ君と鎌倉で打ち合わせをしました。彼とは2006年に『やさしい野菜やさしい器』を一緒に作ったのですが、どういうのでしょうね・・・とてもよい距離感で ずっと気持ちよく付き合っています。前にも少し触れました…
10月ですね。なんてなんて月日が経つのは早いのでしょう・・・わたしは10月生まれのてんびん座なので 10月は自分の月っていう親しみのある月なのですが、それにしても・・・まだ8月くらいでちょうどいいのに・・・と思ってしまいます。皆さんはいかがですか…
昨日最終便で 広島から戻りました。今日は実は次の新刊『器、この、名もなきもの』の原稿の締め切りでしたので、朝から集中して・・・いま夕方になり、この日記を書いています。広島・三越6階で始まった『日本のかたち 美しいめし碗展』初日はこの日を楽しみ…
今日は午後から横浜そごうで開催中の「日本のかたち 美しいめし碗展」に顔を出してきました。ちょうど上京されていた哲平さんを案内して、それから会場近くのティールームで来年度の展覧会についての打ち合わせを。およそ、哲平さんとわたしが、百貨店のティ…
今日も日付が変わってしまいました・・・。窓を開けているので、外の虫の音がさかんに響いています。一日原稿書きをしていました。次回の本『器、この、名もなきもの』(里文出版)は、アルバムを作るような気持ちで、 今までの本とはまた一味違う「器への恋…