TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

一日を終えて 

一日を終えて いま、灯りが消えた部屋の端で自分の机に座っています。時刻は0時をすぎて、世界は動くことを忘れたようにしんとして静かな夜です。今日は長い一日でした。「日本のかたち 美しいめし碗展」横浜での会場初日にたくさんお出かけくださり、ありが…

あきらめずに・・

唐突ですが、「ショウケンさんは強いですねぇ」とよく言われます。「これほど強い意志をもった女性に会ったことはありません」と、人へ紹介されるとき、言われることもあります。今日も打ち合わせのときに「ショウケンさんのように、めったに強い人はいない…

器展で逢いましょう。

風の強く吹く一日でした。夕方から打ち合わせで上野へ。東京へは用事がないと、なかなか行かないので、なんだか久しぶりの東京行きです。東海道線を乗り換えて山手線に乗りましたら、最近は、車内に流れている映像を見ます。「山手線と呼ぶようになって○○年…

NEARの夕暮れ

鈴虫が外でずっと鳴いています。今夜も、もう日付が変わりました。窓を開けていると、少し冷たい空気が部屋に入ってきます。今日一日、NEARにおりました。この空間は、小さなものですけれど、器がそばにあるものであってほしい・・・という思いから「N…

展覧会スケジュール・・・

夜も更けてきましたね。いつまでも半袖でいますと、肌寒い空気を感じるようになりました。毎回こんなことを書いているように思いますが・・・もう、9月も半ばです。うつわ祥見では、そろそろ来年度の展覧会のスケジュールを決定する頃となっています。うつわ…

NEARにいて

島根から鎌倉に戻り、今日は午後から 鎌倉駅そばのNEARで器たちと一日を過ごしました。滋賀県からの帰省中にめし碗を求めてお店に来てくださった男性と、器についての話をしました。哲平さんの唐津そば猪口や、村木雄児さんの二度焼きした粉引きめし碗を…

日本のかたち 美しいめし碗展

「日本のかたち 美しいめし碗展」が9月12日 島根県大田市「群言堂 石見銀山本店」で初日を迎えました。搬入日9月11日に石見銀山入り。会場下見・打ち合わせに前回訪れて以来2度目となります。器を伝える仕事のなかで、なかでも めし碗という器を伝えたいと願…

 日本のかたち 美しいめし碗展

9月10日までの「矢尾板克則 小屋展」が終了しました。こころに残るよい展覧会でした。お出かけいただき、熱心に小屋を見てくださった皆様 ありがとうございました。小屋展の余韻はまだまだ続きそうです。いつかまた、それぞれの小屋のその後を ぜひお聞かせ…

変わらないもの

小屋展の朝。秋の空の下だからでしょうか・・・いつもの朝よりも、清清しく、とても気持ちがいいのです。今日は朝一番から作品を見るために初めて訪ねてくださった方が続きました。神奈川県内から、千葉から、そして北海道からも。皆さん、お帰りになるとき…

小屋展と

こんばんわ。鎌倉は残暑の残る蒸し暑い一日でした。午後に弱いにわか雨が降りましたが、地面を濡らすほどでもなかったようです。小屋展は残すところあと2日となりました。わたしが座っている机から、デッキ側のテーブルに 並ぶ小屋の屋根を見ていると、どれ…

小屋展から

秋風が吹いています。夕方、テーブルランプの灯りだけで、テーブルの上の小屋たちを眺めています。今日は小屋の「光と影の話」をします。 たとえば皆さんは部屋にいて、定点観測をするように、何かモノの光と影について注意深く感じることがあるでしょうか。…

小屋と過ごす

うつわ祥見の後期展覧会「矢尾板克則 小屋展」を行っています。9月5日 夕方の時間から「小屋を過ごす」というテーマで小さな集まりがありました。予約が不要のイベントでしたが、たくさんの皆さんにお出かけいただきました。初めてうつわ祥見へ来てくださっ…

矢尾板克則 小屋展

9月4日。うつわ祥見の後期展覧会がスタートしました。矢尾板克則さんの小屋展が始まりました。 今はこの文章を、初日を終えた夜中に書いています。 展覧会はその始まり方がぞれれぞれ違います。小屋展の初日は静かな朝でした。うつわ祥見の空間にしっくりと…

9月です

こんばんわ。9月です。早いですねぇ、って毎月言っている気がします。夏の終わりに会いましょう、と約束していた人とも会わずしまいで「今年の夏」は終わってしまいそうです。うつわ祥見は9月4日より「矢尾板克則 小屋展」が始まります。2007年から2年・・・…

夕暮れのうつわ会

今日は夕方から、NEARで初めての「夕暮れのうつわ会」を行いました。「夕暮れのうつわ会」とは、器を深く感じるための話会です。参加者の皆さんは男性の方が2名、女性の方が5名 NEARの中央のテーブルを囲んで、器たちの色々な話をしました。土のこと…

小屋展で 

鎌倉は過ごしやすい涼やかな一日でした。秋をあちらこちらに感じます。もうすぐ夏も終わりですね。皆さんにとっては、どんな夏でしたでしょうか。先日「矢尾板克則小屋展」と「日本のかたち 美しいめし碗展」の案内をお送りしました。9月4日は久々のうつわ祥…

兵庫・大阪・京都の3日間

こんばんわ。少しご無沙汰の更新です。この三日間、関西へお邪魔していました。初日は静岡での地震のあった日。鎌倉も朝方よく揺れました。わたしが乗るはずだった新幹線は欠便(・・・と新幹線でもいうのでしょうか) 二時間半遅れでやっと乗った新幹線は途中…

ごはんのうつわ展 札幌 明日までの開催です。

ごはんのうつわ展2009」はいよいよ今日、明日で終了です。二度、三度と足をお運びいただいているお客様もいらっしゃいるようです。ありがとうございます。まだご覧いただいていない方はお急ぎください。開場時間は午前11時〜午後7時です。今回、器展をご覧…

吉岡萬理「朗らかな器たち」展

こんばんわ。今日は長い一日でした。朝7時半すぎに、鎌倉市場で、西鎌倉のフォセッタのシェフTさんと待ち合わせ。早朝の農協市場は、料理人の皆さんの、静かなる戦いの場である、その空気を肌で感じて、わたしもなんだか緊張してしまいました。フォセッタさ…

 DMの秘密

日付が変わって、8月5日です。といっても、感覚では「今日」の話を。今日は朝から次の本の原稿書きと、次回展覧会のDMの構成をしていました。ご存知でしょうか・・・うつわ祥見のDMは毎回、かたちも紙も、違うのです。昔、あるキャリアのある陶芸家に…

 本気です、の一言を。

こんばんわ。ここのところ毎日更新しています。「夏の挨拶」の葉書、届いていますか?夕暮れの風景、いいでしょう・・・ 今日は鎌倉・うつわ祥見で(つまり自宅で)、次回展覧会のリーフレットの最終確認、 いただいたお手紙へのお返事、そして夕方からの陽…

 ごはんのうつわ展2009 札幌

こんばんわ。鎌倉へ戻りました。きのう、8月1日。札幌のcholonさんでの「ごはんのうつわ展2009」が初日を迎えました。初日の朝、11時のオープンと同時にたくさんの皆さんが会場へ。3年前まで行ってきた「うつわ祥見INさっぽろ」で器を求めてくださっ…

 札幌から2日め

こんばんわ。もうすぐ日付が変わろうとしています。もう7月が終わり、8月がやってきます(・・・なんてのんびりキーボードを打っているうちに、8月なんでしょうね・・・)札幌は今日も快晴でした。天気予報で「蒸し暑いです」なんて言っていましたけれど…

札幌から

午後の飛行機で千歳空港に着きました。飛行機はほぼ満席で、隣の席には二歳くらいの男の子を連れたご夫婦。男の子は食欲があってお父さんのお弁当をひっぱって自分のほうに寄せようとする・・・ジュースがこぼれる・・・また引っ張る・・・みたいな繰り返し…

 札幌展へ向けて

一日ってどうしてこんなに早く過ぎていくのでしょう。ああ、ほんとうに、時間は待ってはくれませんね。今日は朝から、札幌での「ごはんのうつわ展2009」の準備です。10名の作り手と、電話やFAX、メールでやりとり。いよいよ展覧会に向けて、気持ちも高まって…

雨と御成通りと、うつわ魂。

日本列島の各地で豪雨による被害が出ています。自然の驚異といいますが、人の力の弱さを思い知らされます。とても人事には思えません。心よりお見舞いを申し上げます。 今日は一日、NEARにおりました。鎌倉も午後から急に空が暗くなり、いきなりの大雨となり…

「少数派でいいんだよ」と。

7月最後の日曜日です。「もう7月 終わりですねぇ」と昨日くらいから、つい言ってしまう。「ホントウ、早いですねぇ」とほとんどの方は答えてくださる。 挨拶の定例文みたいです。そんな日曜日。お昼に、鎌倉へちらりといらした早川ユミさんとごはん。ごは…

 晴れたり曇ったり・・・

今日はわたしの文章じゃなく、スタッフのsちゃんからのメールをご紹介します。 +++++++++++++++++++++++++ 本日の御成り通りは、雨だったり晴れだったり・・・曇ったりととてもコロコロ変わるお天気でした。 この変わりやすいお天気の中いろんな方がご来店…

イチカワくんと

鎌倉は朝から大雨でした。どしゃぶりの雨が音を立てて。いま午前9時を過ぎて、空が明るくなってきました。皆既日食、これなら なんとか見られそう・・なのかな?わたし自身は、この天文ショウは とても静かな気持ちで見守ろうと思っています。ネイティブイン…

 ネイビーヤードの「器のお話し会」

三連休ですね。鎌倉はやはり人出が多いみたいです。海は波も高く、波間に黒い頭がたくさん見えました。さいきん国道134号線を車で走って御成へ向かうのですが、サーファーの皆さんが「あ、今日は喜んでいるなぁ」と伝わってくる日があって、非常に親しみを感…