TOMOO SHOKEN

うつわとともに 祥見知生

カルロス君と色絵の世界展


「吉岡萬理 カルロス君と色絵の世界展」が始まりました。

会場の馬喰町ART+EATは、古いビルの2階にある食とアートのギャラリーです。

白い壁に、萬理さんの色鮮やかな色絵の器、そして、生命力にあふれた絵画が飾られ、本当にわくわくする展示になりました。

萬理さんは、粉引き、刷毛目、鉄彩の器をつくる一方、生命力にあふれた鮮やかな色絵の器を発表してきました。

その色絵に、わたし自身も、ずっと、励まされてきました。

きのう会場でも作品を見て、改めて感じましたが、
萬理さんの色絵の器にあるのは、生きることへのエールだと思います。

くよくよしないでいこうよ、前を向いて生きていこうよというメッセージにあふれている。

そして、見ているだけで、楽しい気持ちになったり、ふっと力が抜けて、前に進む勇気が生まれてきます。

これは、こうして言葉に書くのは簡単ですが、本当に凄いことです。

器を伝える人間として、書きますが、

吉岡萬理という陶芸家は、真の魂をもって、器つくりをしている数少ない陶芸家です。

「写真でしか見たことがなかったけれど、実物を見て、この色あい、筆のタッチ、すごいと思った」と、会場で実際に器をご覧になった方の言葉です。

「日本人ばなれした、突き抜けた世界」と、ギャラリー主宰の武さん。

訪れる方に、静かに、そしてチカラ強く、そして楽しく、萬理さんの世界が伝わっています。




昨年以来話題を呼んだ『カルロス君』シリーズも、素晴らしい作品に仕上がっていました。陶器、油絵、水彩画とともに皿や鉢、ポット、マグカップ、花器など、明るく弾むような楽しさで人々を魅了する萬理さんの色絵の器の世界。ぜひ、皆さんも、会場を訪れて、感じてほしいと思います。

祥見知生が惚れ込んだ、吉岡萬理の色絵の世界、写真では伝えきれないこの魅力を ぜひ実物をご覧ください。


萬理さんに会うまでは「陶芸家は皆、気難しくて恐い人だと思ってました」と言う方が「陶芸家ってこんなに楽しい人もいるんだ」と目から鱗・・・という人もいたりして、とにかく、元気いっぱい笑顔いっぱい、そして厳しさとやさしさのある萬理さんに会いにきてください。今回の作品はますますパワーアップしています。

そして、5月9日には、記念イベントがあります。

わたしももちろん駆けつけます。楽しい時間、ぜひご一緒に過ごしましょう。

2009年5月7日(木) 〜5月23日(土)

11:00〜19:00 金曜日は21時まで  

日月休廊 会期中休み 5月10日・11日・17日・18日   

最終日は17時まで

関連イベント

5月9日(土)  記念イベント

『カルロス君を想う』野菜料理とライブ「カルロス君のうた」発表会

 カルロス君のうた (作詞:shokentomoo 作曲:武徹太郎)

18時受付 18時30分スタート

会費 3000円(税込) 

http://www.art-eat.com/

大阪ブックギャラリー「イトヘン」で、吉岡萬理+祥見知生連載コラムが再開しました。

萬理さんの楽しく、明るいエネルギーが感じられるコラム、そして、わたしも相手が萬理さんとあって、とてもリラックスした文章を書いています。


http://www.skky.info/top.html