小山乃文彦 陶展
さわやかな五月晴れです。
大変気分がいいので、光と風を感じる、昼間の時間に書いています。
うつわ祥見で行っている「小山乃文彦 陶展」。
今朝は関西出身の方と、お茶漬け談義をしました。
器を通じて、多くの方と さまざまな会話が生まれてきます。
これらの器たちがそれぞれのお家で使われて育っていくさまが想像すると、大変心強く、今日のお天気のように気分は晴れやかになります。
最近は 器の写真を撮って この日記で紹介することが多いのですが、
器の写真を撮ることが 何よりも好きな自分に改めて気づくような瞬間があったことは幸いでした。
義務になってしまってはツマラナイのです、この仕事も。
こういう日記のような場で「写真で紹介します」というときの微妙なスタンス・・・が大事です、わたしにとっては。
たぶんわたしにとってだけですけれど。
でも、やってみてわかるのは、
器の写真を撮ることが好きだ、という自分の心持ちの再確認 ですよね。
そういう自分が、器を撮っている。
「器のよい表情を写しだしたくて、撮っている」。直観で、リアルに・・。あまり凝ったこともせず、できるだけ角度を変えたり動かさずに。
器の写真を撮ることが好き、という、単純な「好きの論理」があるかどうかって、実は大きなことですね。
そのことを改めて強く「思う」ことが 馬鹿馬鹿しいようで 大切・・と思います。
極端に言えば 音楽家が義務感だけで曲を作っていたら これほど ツマラナイことはありませんよね。
(子供じみていますが、毎回ね。でも、この日記を読んでくださっている方はきっとわかってくださると思います・・・。
わたしの伝えたいのは「情報」ではないということ)
いま、うつわ祥見ではwebshopの準備をしていますが、毎回登場する器たちの写真も 現在の気持ちを大事に、と思います。
楽しみにしていてください。
また、リニューアルをしてからのうつわ祥見のホームページのトップ写真も 格納して ご覧いただくページも近日UPします。
サイト上の器の写真館のようになればいい、とイメージしています。
以前のうつわ祥見のサイトでは写真を多く掲載していた「作家紹介」のページが多くの方にアクセスしていただいていたようですね。
複数の方から眺めているだけで幸せです、とメールをいただくことがありました。
今週23日日曜日に行われる「器の同窓会」も、今から本当に楽しみです。
ご予約をいただいたご参加の皆様、当日は、最愛の器をお持ちくださいね。
「大きいものがいいですか、それとも小さいものがいいですか?」
「あまり育っていないんですけれど・・どうしたらよいでしょうか」と お訊ねいただくことがありますが、
「変化の様子」を競うような会でも、大きさを競う会でもありませんので、ご心配はなさらずに。
どうぞ、器を愛する気持ちで 気楽にいらしてください。
わたしもいま「どの子」を持っていこうか・・と悩んでいますが、それもまた愉し・・です。
皆さんの器と再会するのを楽しみにしています。
席はあとわずかですが、まだご参加を受け付けています。
くわしくはうつわ祥見のホームページ NEWS をご覧ください。
○ 小山乃文彦陶展 5月20日まで。
○ onariNEAR 一周年記念展「器、そばにあるもの」展は5月19日まで。
新緑の美しい季節、どうぞゆっくりと鎌倉へお出かけください。